一億玉砕はごめんです。僕が日本人論を展開する理由。

ネットでは数年前あたりから急激に在日を敵視する人が増えましたが、僕についても質問する人が出てきたので少し書きます。
http://kayskayomura.com/ja/node/149#comment-1474

まず、僕の父親が在日韓国２世で母親が日本人であることは案内のページで書いています。
つまり韓国系ハーフです。
国籍も２度ほど変わっています。
生まれたときは母親の籍（日本）
両親が離婚して父親の籍（韓国）
父親が帰化して自分も帰化（日本）
そして多分そのせいだろうと思いますが、僕にとって国籍は一生のものという感覚がありません。
いつか変わるものだという感覚です。
国への帰属意識もほとんどありません。
オリンピックやサッカーなどで日本を応援することはありませんし、韓国を応援することもありません。
在日という意識もありません。
最近は無縁社会が問題になっていますが、僕にとってはそれが自然状態かもしれない。
ここで「国への忠誠心は？」という質問があるかもしれませんが、僕の忠誠心はアメリカ人のそれと同じです。
日本人の忠誠心は無条件ですが、アメリカ人の忠誠心は条件付きの契約。
アメリカ人はまず自分の信念・宗教が最初に来る。
国が自分の思想信条宗教を守る限りは国を守る。
しかし国が個人の思想信条宗教を犯すなら国に抵抗する。
そのための銃の所持。
それがアメリカ人の考え方です。
アメリカには３年ほどいましたが、そういった考え方は肌に合いました。
ちなみにイルミナティはアメリカ人のそんな考え方が気に食わないので、あの手この手でキリスト教を破壊しています。

放射能がれきの拡散は一億総被曝です。
先月の２４日、自民党の憲法改正原案の概要が分かりましたが、自民党は「象徴」天皇を「元首」に戻したいとのこと。
日本は敗戦の際、戦争の加害、損害、原因、責任をうやむやにしたまま、アジアの工場というおいしいエサに飛びつきました。
だから中身は何も変わっていない。
抵抗を嫌う日本人は暴力による支配に弱い。
主義を持たないことを主義とする日本人には民主主義も軍国主義も単なる時代の変化に過ぎない。
これから災害や経済破綻で失業者が増えれば、軍国日本が復活する可能性も無いとはいえないでしょう。
かつて日本は合理的な判断を捨て、空気に流されたあげくに玉砕をこそ美と考えました。

親子で殺し合えと新聞は言っている。
一般の日本人はそれを受け入れることが出来ても、僕は日本教徒ではないので日本と心中する気はありません。
僕が日本の民族性を批判するのは、そういった感覚が自分のベースにあるからです。