計量をパスし、火花を散らす佐藤洋太(左)とスリヤン・ソールンビサイ=後楽園ホールで
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WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチの前日計量が26日、東京都内であり、挑戦者・佐藤洋太(27)=協栄=は51・9キロ、王者スリヤン・ソールンビサイ(23)=タイ=は52・0キロで、ともにリミット内(52・1キロ)でパス。記者会見では、佐藤の絶妙のカウンタートークがさく裂した。
「いいヤツそうだから友達になるのは大歓迎。でも、負けたら、そういうわけにもいかない。勝って友達になりたい」
スリヤンが「リング上では戦うが、リング降りたら友達でお願いします」と話したことを受けた佐藤の反応がこれ。「心身ともに100%の仕上がり」としたスリヤンに対し、佐藤は「こっちは200%の仕上がり」と自信満々に切り返した。
同行のタイ人記者が「佐藤さん、顔色が良くないが、減量はうまくいったのか」と質問すると「しんどかった。減量はいつも苦しい」と自然体で答えた。運命のゴングは午後8時10分。試合でも絶妙のカウンターが決まるか。 (竹下陽二)
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