清水、天下取る！両手に「ますかけ線」…ＷＢＡ世界Ｓフライ級戦

　◆プロボクシング世界戦　▽ＷＢＡ世界スーパーフライ級タイトルマッチ１２回戦　休養王者・清水智信─王者・テーパリット・ゴーキャットジム（４月４日・横浜アリーナ）　右眼窩（がんか）底骨折による長期離脱でＷＢＡから休養扱いされている世界スーパーフライ級王者の清水智信が２５日、正規王者テーパリット・ゴーキャットジムとの王座統一戦に向けて東京・北沢の金子ジムで２回のスパーリングを公開。「ますかけ線」という特殊な手相の持ち主であることを告白した。

　人さし指の下から斜め下にのびる知能線と、小指近くから横にのびる感情線が重なり、手のひらを水平に横切るのが、ますかけ線。「天下を取ると言われる手相なんです」。才能に恵まれ、縁起も良い。「百握り」と呼ばれ、つかんだものは離さないとも言われる。両手にあるのは極めて珍しく、政治家や実業家らに多く、織田信長や徳川家康、松下幸之助らにもあったという説もある。

　清水は幼い頃に親から言われ、つらい時期も心の支えにして生きてきた。「手で勝負する仕事だから今はお守りだと思っている」。統一戦という大舞台。「チャンピオンは自分だということを証明する」。幸運が宿る両手で言葉を現実にする。

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