伸びてる会社の経営者インタビュー第5回目のゲストは、明るくノホホンとした印象の守井社長。
実際は大きな夢を掲げて必死にビジネスされてます。
神に与えられた使命を実現するために、益々エネルギッシュに突き進みます。
なおインタビューは予め決まっている項目に答えて頂く方法で行いましたので、インタビューの受け答えは記述式になっております。
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Q.今の仕事を始めたきっかけは何ですか? |
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お父ちゃんがやってたからです。(笑) |
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Q.最初はどうでしたか? |
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売り上げとかについてはうまくいきました。ただ労働集約型の産業でプロフェッショナルを使えないとか、そういう部分で人を使うということについてはうまくいかなかったです。
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Q.何が一番難しかったですか? |
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今の仕事を始めた頃にたまたま前の職場で尊敬していた上司が手伝いたいと言ってくれたので、一緒に働くことになったんですけど、その人とうまくいかなかったことです。
6〜7年一緒にやったんですけど経営者2人みたいになってきて、どうしたらいいか分からなかったので、全然うまくいかなかったです。 |
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Q.引き継いでから6,7年はそういう状態だったということでしょうか? |
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そうですね。その間は1度も黒字になったことがないです。ずっと赤が続きましたが、それが普通だ、中小企業は赤だよって言われてましたので、「あぁ赤でいいんだ」って思ってました。だから周りの人の影響ってすごく大きいですし、出会いってすごく大事だと思ってます。
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Q.守井さんて本質的にコミットに生きている方なのでしょうか? |
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今みたいにそれを前もってやっておくシンプルさ、それをするからこそ感じる達成感とかその当時わからなかったです。でも、約束することの重要さは凄く感じてます。 |
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Q.もともとそうだから今の業績があるのですよね? |
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やるって決めたことについてはやれてきてるんで、多分心の中では約束してるんだとは思います。
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Q.順調そうに見えましたけど、最初は下降線をたどっていた? |
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売り上げはずっと上がってますよ。彼(パートナー)に払っていた給与と接待交友費分赤字だったんです。だから1人でやれるくらいの規模の会社だったんですね。それは僕のリーダーシップの無さと、彼をメンターだと思っていたので、その人から導かれたのがそういう方向だから、抗うことがなかったんですよね。 |
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Q.ターニングポイントはありましたか? |
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今も顧問のように関わってもらってる先生にそれこそV字回復のVの一番下で知り合って、そこから立て治った中小企業って少なくて、それが銀行さんからも評価された理由なんです。その先生との出会いを除いては語れないくらいですね。 |
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Q.成功のポイントを教えてください。 |
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基本は出会いしかなかったと思うんですよ。先の先生に神田昌則先生を教えてもらったんですね。僕は衝撃を受けて、売るっていう最終行為に至るまでだんだんにステップを踏ませていくっていう販売方法に出会ったのがすごくよかったですよね。
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Q.守井さん自身がウェルカムじゃないですか?それはもともとですか? |
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僕と宮崎さんとの箸袋の出会いってすごく意外だったじゃないですか?Mさんから「箸袋作って欲しいっていう人いるんだけど」って言われて、「あぁ僕出来ないですよ。ユア・ベスト・コーチさんって何の会社でしたっけ?聞いたことあるんですけど。あぁコーチングねぇ。。」なんて思ってましたけど。興味はあるし、そういう方法とっていかないと女の子を扱うのは難しいんだろうなって思ってましたし、前にDMもらってたなぁ、なんて。でも会った瞬間箸袋の話は僕には無かったんですね。で、「コーチングって何ですか?」って聞いて、一言二言交わしたところでこの人とやってみたいって思ったんです。 |
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Q.チャンスをつかまえる力が強いということですね? |
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全員を受け入れるってことは無いですが、宮崎さんとは会うべくして会ってるんだと思います。僕NHKのテレビでこういうインタビューをされたことがあるんですよ。「生き残れたのは何がポイントだったんですか?」って。偶然です、まぐれです、たまたまですって答えました。「15年やってこれた理由は?」って聞かれても、偶然しかないと思うんですよ。偶然の中に出会いがあって、神様が僕に何か使命があって、僕が何かをしなきゃいけないんだって。それが人の役に立つために僕は選ばれたから偶然生きながらえたんですよ。僕は多分そういう運命できたとしか、力できたとは思えないんですよ。 |
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Q.今後どんな会社にしていきたいですか? |
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女性のスタッフしかいませんからね、そのスタッフが会社で仕事をして、お直しっていうものがすごくいいものなんだっていうのを伝えていくことで、本人も成長して女性としても好ましい結婚をし、赤ちゃんが生まれると事務所に必ず連れてきて、「僕がパパだよ!」って冗談言って、あの時の子かなあって言って事務所がわぁ〜って笑って、じゃまた来ますって帰っていって、これを何年もそうやって見ていきたいと思うんですよ。 |
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Q.それを実現するために避けて通れないものがあるとしたら? |
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目標をしっかり管理して、プロセスをしっかり管理してそこに進んでいくってことは僕は避けて通れない、唯一あるとしたらそれなんじゃないかなって今の段階では思ってます。 |
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Q.その課題に対して意識して取り組んでいることがありましたら教えてください。 |
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コーチングですね。これに賭けてます。それ以外にはコミットすることとか、自分に約束することの大事さが分かってきてるので、やるって決めたらやるとか、やらないことを嫌だと思うようにしようって思ってます。 |
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Q.社員を見ていて気付くことはありますか? |
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社員は経営者の鏡なので、僕がこんな状態なんだろうなっていうのはよく気づきますよね。緊急で大切なことはみんな頑張るけども、緊急じゃなくて大切なことを取り組まないってことを、やっぱり自分が今やってることの写しがスタッフでそういうとこがあるから、自分のそこを変えれば、スタッフは変わると思ってます。 |
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Q.今後どんなリーダーを育てたいですか? |
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僕はリーダーシップっていうことに関して勘違いって言うか、コミュニケーションとらずにみんなに影響を及ぼすっていうことが出来ないできたので、もう少し経験させたりする中で、こういうことが大切だっていうのを意識させて、社長だったらこういう判断をするだろうから、私はこうしましたっていうリーダーを作ってみたいですね。 |
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Q.リーダーは採るものですか、育てるものですか? |
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採るものだとは思っていないですね。採って失敗したことばっかりなので、経験上育てるもんだと思ってます。 |
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Q.採って失敗した理由は? |
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できるもんだと思って入れたので、できない時つぶしましたかね。出来て当たり前と思っていて、出来ないとなるとつぶしましたね、とことん。 |
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Q.では今後は育てる必要があると? |
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何人かいい子に恵まれて変わってきてる子っていっぱいいますし、今マネジメントしっかり教えてもらいながら、この子たちにそういう接し方をしていったら育ってくるんだろうなと思ってます。人を育てることが天職だと思いたいし、そういうことで幸せになる価値観を皆に共有して教えていきたいんで、育てていくこと以外ないんじゃないですかね。人を育てること、天職にしたいな。まだ上手くいかないこと多いですけどね。 |
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Q.経営においてやってはいけないと思うことは何かありますか? |
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誰かのせいにしてはいけないと思ってます。部下とか時代のせいにしてはいけないとだけは思ってますね。 |
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Q.必要性を感じているのに先延ばしにしていることはありますか? |
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評価制度を作ったり、人事考課をまとめたりするのを先延ばしにしてますね。毎日今日やらなきゃいけないリストの一番上にきてます。毎日伸ばしてます。昨日はでも新幹線の中でやりました。やらないことが嫌だなと思ったんで、少し書きましたよ。 |
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Q.まだまだお客様にこんなことを提供できるのに、と思うことは何ですか? |
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僕が思っているのはまだまだ提供できていない部分があるので、今自分で思っているお直しの素晴らしさ、直しをする時の出会いからお渡しをするまでの時間をうちは心地よいものとして提供したいと思っています。 |
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Q.次の世代の経営者に一言。 |
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他人を応援することがなかったですから、すごく難しい質問ですね。あえて言ってくれって言われると非常に困るんですよね。 |
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Q.社員へのメッセージに、ということに置き換えたらいかがでしょうか? |
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その辺がすごく弱いことに気づきましたね。他人にどうなって欲しいってことを全然伝えないし、自分に対するものはすごく思うんですけど、他人に対するものはすごく薄いのかな。。「他の経営者に対してどうですか?」って、他の経営者は他の経営者ですからって、僕が何か言うことで変わることはないでしょうしって思いますね。スタッフに関して言えば、目の前に起こることっていうのは全て理由があって、それをいい方向に捉えて取り組んでいって欲しいなって思います。 |
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Q.社員はどういう社長であって欲しいと思ってると思いますか? |
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穏やかさだと思います。ほんわかして帰れるとか、話をしたら何となく心が温まるとか、理詰めできちっと話をしてあげる経営者でなくていいかなって。その人の中に導く答えって持ってますしね。 |