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2012年3月26日(月) 19:55 |
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備中うるし利活用協議会設立
林原の再建計画によって復興への道が危ぶまれている「備中うるし」を守ろうと、真庭市、新見市などが、「備中うるし利活用協議会」を設立しました。
備中漆は、古くから郷原漆器などに用いられてきましたが、1960年代以降、収穫量の減少や、人手不足などによって衰退の一途をたどりました。 その備中漆を守ろうと、1994年から林原は、社会貢献活動の一環として費用を出し、真庭市と新見市の7.5ヘクタールの土地に2600本の漆の木を栽培するなど支援してきましたが、林原の経営破たんで事業の継続ができなくなっていました。 このため、真庭市、新見市、それに県郷土文化財団などによって、26日、「備中うるし利活用協議会」が設立されたもので、今後は協議会が主体となって漆の木の栽培などを続けます。 協議会では、採取された漆の樹液を配分して、郷原漆器など工芸品の販路拡大につなげることにしています。
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