2011年01月27日

電気泥棒続発?

少なくとも昨年春までリーフの充電は『200Vの15アンペア』と『急速充電』の2タイプだった。というのも、私自身100Vで充電しようと考えていたからである。日産に問うたら「100Vからの充電は出来ません」という返答。しかし! 発表するや100V充電も可能になってた。どうなってるの? と北森君に聞いたら「ひっくり返されたみたいです」。

誰に? 経産省だというもっぱらのウワサである。なぜ100Vでの充電を可能にしたのか、全く理解できない。経産省としちゃ充電の容易度を増せると考えたのかもしれないけれど、結果的に多くの社会問題を引き起こすだろう。だって100Vならどこからでも充電出来ますから。例えば自動販売機。北森君に教えられて確認してみたら、コンセントが2つついている。

これ、基本スペックなのだという。余っている一本にプラグを差し込み、15mも黒い延長コードを引っ張ると、夜なら電気盗み放題でしょう。100Vだと充電に時間掛かるものの、走行50〜60km分の電力だったら6時間前後でOK。毎晩拝借する輩が出てくる可能性大。もちろん通りすがりの自動販売機もターゲットになる?

マンションなどの駐車場のコンセントも危ない。すでにi−MiEVでも問題になっているケースがあるそうな。当初は「電気自動車なんだ」と余裕カマして見ていた他の住人も、公共部分の電気代をみんなで払っていることに気づいた瞬間、目玉が三角になるとのこと。その他、電気を拝借できるコンセントなどいっくらだってある。

また、家庭に設置する電気自動車用のコンセントは、手前に専用ブレーカーを置くなど2重の安全性を確保するよう指導されている。裏を返せば、普通のコンセントに差し込んだら危険性あるということ。最悪の場合、狭い地域ながら停電を引き起こす。隣の家の電気自動車のせいで停電し、大量に書いたデータ飛んだ、など許せん!

こう書くと「100V使えたら電池切れの時に便利でしょ」と思うかもしれない。だから日産は電池切れにならないよう、ナビで走行可能距離と充電場所の表示を行う。おそらくリーフが普及すると違法充電で一悶着あると予想しておく。ちなみにi−MiEVはほとんど法人なので、問題が顕在化しなかった。電気自動車の充電は200Vに統一すべきだ。
posted by polishfactory5 at 19:23| 電気自動車