父親を包丁で刺して殺そうとしたとして、福岡県警は26日、福岡県朝倉市一木、無職早野真吾容疑者(28)を殺人未遂の疑いで逮捕し、発表した。早野容疑者は「酒を飲んでいて覚えていない」と容疑を否認しているという。
朝倉署によると、早野容疑者は25日午後11時ごろ、自宅の居間で、父光義さん(58)の背中や腹、肩を包丁(刃渡り15センチ)で刺した疑いがある。光義さんは重傷を負って病院に運ばれたが命には別条ないという。
署によると、早野容疑者は両親と3人暮らし。昨年9月に刑務所を仮出所し、3月に刑の満期を迎えたことから、25日は3人で居酒屋で出所祝いをしていた。ところが母親から「前科者」と言われて腹を立て、母親を殴ったという。その後、自宅に帰った光義さんから「もめている」と110番通報があり、署員が行くと光義さんが血を流しており「息子に刺された」と話したという。