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市人事データから交通局職員リスト作成 維新、刑事告発

2012年3月14日

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 平松邦夫前大阪市長の後援会員を集めるための市交通局職員のリストが見つかった問題で、市関係者が人事情報を一括管理する「人事基本台帳」から約1900人分の氏名や職員番号を抽出し、リストを作成した疑いが強いことがわかった。大阪維新の会市議団は14日、何者かが職員の個人情報を漏らしたとして、地方公務員法違反(守秘義務違反)の疑いで大阪地検に告発した。

 告発状によると、市交通局の非常勤職員が1月19日、局内のシュレッダー脇のごみ箱に捨てられていた「知人・友人紹介カード配布回収リスト」を発見。市長選をめぐる大阪交通労働組合(大交)の政治活動に疑問を感じていたため、昨年11月から情報交換していた維新市議に入手したリストを提供したという。

 リストには交通局の1867人分の氏名やカードの回収結果などが記され、欄外には市労働組合連合会(市労連)の指示としてカードを提出しないと不利益になるとの記載もあった。

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