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事件
イカタコウイルス作成者、2審も実刑判決
2012.3.26 18:20
[刑事裁判]
「イカタコウイルス」と呼ばれるウイルスをインターネット上に流し、感染者のパソコンを壊したとして器物損壊罪に問われた元会社員、中辻正人被告(28)の控訴審判決公判が26日、東京高裁で開かれた。若原正樹裁判長は「反省の態度を深めている」などとして、懲役2年6月とした1審東京地裁判決を破棄し、懲役2年4月を言い渡した。
「ウイルス作成罪」の成立前に起訴された事件で、1審同様、ウイルスによる電子データの改変がハードディスク(HD)の「損壊」にあたるかが最大の争点となった。
若原裁判長は「ウイルスによって保存していた大量のファイルが読み出せなくなり、初期化しても原状回復はできない」と、同罪の成立を認定。一方、「被害者に謝罪を重ね、被害弁償を申し出るなどしている」と減刑の理由を述べた。
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