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【プロ野球】

巨人打線はお寒い限り アスレチックスに2安打 完敗

2012年3月26日 紙面から

巨人−アスレチックス 4回裏1死、見逃し三振に倒れベンチに戻る阿部=東京ドームで(佐藤哲紀撮影)

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◆巨人 0-5 アスレチックス

 メジャーが相手とは言え、いくらなんでも寂しすぎる。1安打完封を食らった24日の横浜戦に続き、今度は2安打。2試合合計3安打では連続完封負けも当然の結果だ。原監督が自虐的に命名した「貧打巨人」が、最悪の状態で開幕に向かおうとしている。

 2回に村田、3回に寺内。G党が沸いた場面は2度だけだった。4回以降は1人の走者を出すこともできず、無残なゼロ行進。試合後の会見で、「花冷えのする季節ではありますが」と攻撃陣の不振について聞かれた原監督は思わず苦笑い。一呼吸を置いて、自虐的な言葉を並べた。

 「ジャイアンツはまだ花が咲いていません。いつ開花するのか。打線は今、どん底。金曜日(30日)の開幕には、二分、三分ぐらいは咲いた状態で迎えたいとは思っています。やや心配ではあります」

 無理もない。2日間でたったの3安打。特にこの日は坂本、ボウカー、長野、阿部の1−4番が14打席無安打ではなすすべなし。横浜戦後に指揮官が発した「貧打だな。今年の巨人軍は貧打だ。貧打で戦うしかない」というコメントには主力に対する奮起の期待も込められていたが、各打者の淡泊な打撃が一変することはなかった。

 2年連続V逸を受け、オフには大補強を敢行。1月のスタッフミーティングでは白石オーナーが「無敵巨人、10連覇」構想をブチ上げるほど自信に満ちていた。しかし現実は厳しい。“無敵への道”は早くも黄信号にぶつかっている。(井上学)

 

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