エロゲを購入できるのが18の誕生日を迎えた後の4月1日だと、最近調べて知りました……、俺に更に一年待てと?
@月ζ日
夜に寝る時ポコたんとリニスを布団に入れないと寒くて適わない今日このごろ。リア充の3割が突き合うであろうクリスマスがあと3週間と言う日に迫った。しかし非リア充な俺にはクリスマスとの係り合いなど友達とパーティーする以外の何でもなく、準備などせずに相変わらず図書館で現代魔術の参考資料探しだ。だが喜ばしいことにようやく俺の研究の成果が見えてきた。何が見えてきているか語りたいが、既にレポート用紙50枚に書き上げているので日記で触れるのはこのくらいにして置く。
最近は資料探しと言っても最近は八神と喋るのが習慣になってきている。本を探し終えてからは門限に間に合うギリギリの時間まで談笑して、本を借り次に図書館に来る時までに家で読了して返却するようになった。
その八神と話し合いをしていると、図書館に置かれている物理の本を読み尽かさん勢いで物理学の本を読んでいる俺にときどき疑問を持つことがあるようだ。八神曰く、何で小学生が物理学の本なんかを理解できるのかと。
俺はその質問には、理解できるものは理解できるんだから仕方ないじゃんとしか答えられない。こうゆう本の内容を沢山読んだりはしなかったけど、前世でも小学生の時には理解するだけなら簡単だった。俺ってIQ190だしな……、みんな忘れてそうだけど一応は天才と言われてる知能指数だ。思考回路はリア充滅びろ! おっぱい大好き! 太腿ムッハー! エロゲと車が大好きなオタクで非リア充な童貞の40目前のおっさんですけどね~。
自分で書いたのに死にたくなってくる、なにこの女性が嫌悪する男を絵に書いたような俺の内面スペックは……。しかも今の歳だと趣味が殆んど出来ないことに気がついた。エロゲと車ェ……。
しばらく筆を置いて落ち込んでいたら、家事を終えて部屋に戻ってきたリニスに慰められた。「貰い手がなかったら老後の下の世話まで私が面倒を見ます」と、喜んでいいのか、怒っていいのか、哀しんでいいのか分からないフォローをもの凄く良い笑顔で言われて呆然自失になる。受け取り様によっちゃプロポーズだけど、下の世話をしてあげるとか正直笑えません。それって俺が一生結婚できないかもしれないって言ってるわけでもあるし……、普通は老後の下の世話の役目は自分の子供だぜ……。
あとなんで俺が貰い手がなかったらなんて言われるんだ……。普通は女に言うセリフだぞ。
話が逸れ過ぎたのでそろそろ本題に戻そう。八神に俺が物理学の本が理解できる理由を尋ねられるのは構わないが、図書館の本でなにを研究しているのか聞かれると適当に誤魔化すことにしている。理由は単純、現代魔術の秘匿の為だ。
現代魔術の事を成り行きで説明しなければならなかったら別だが、基本的に世間には秘匿さている事だし最悪知ってしまったせいで“向こう側”の事件に巻き込まれる可能性もある。だから聞かれてヤバい事情は適当な言い訳でぼかすことにしている。それは八神だけではなくなのちゃんとあーちゃんもそうだしな。
しかし八神は本当に俺の肉体年齢と同い年なのか、そして性別が女なのか時々疑問に思う。だって相変わらずのおっぱい談義は2年前よりパワーアップしてるし……。
ポニテ巨乳属性については、ポニーテールと巨乳の需要どちらが素晴らしいか互いに約一ヶ月ほどかけ今日2年前の決着をつけた。結果は痛み分けだったが、八神を多少ポニーテール属性に引っ張れたので良しとして置こうと思う。本人は「巨乳のおねーさんがにょっきと生えて来んかな~」とか言うほどの巨乳好きだけど。そんなに都合よく生えてくる分けないだろ、常識的に考えて。
あと俺は巨乳が好きだけどおっぱいに差はないと思っている。だから常識を訴えたら理解できない様な顔をしてこっちを見るのは止めてほしい。せいぜい道で拾ったくらいが妥当だろ、経験談だし。
P.S 思考を読んだリニスに噛まれた。
@月ρ日
最近試合できょー兄さんが手加減してくれなくなってきた。試合開始直後にいきなり神速を発動し、木刀で殴り掛かって来るから避けるのもカウンターを入れるのもきつい。50回に1回の割合できょー兄さんの先制攻撃で試合が終わるから理不尽だ。
監督役の士郎さんは特にそれに対して何も言わないので、鍛錬としては間違っていないのだろう。もっとも、その士郎さんも鍛錬成果の確認試合で同じ事を、きょー兄さん以上の精度でやってるから言わないだけかもしれないけど。
もっぱら避ける方法は俺の“勘”頼り。具体的に俺の“勘”のことを説明すると、俺に向かう脅威が線と点と面で予測する事が出来る。どうやらこれは今までも無意識の内に理解は出来てはいたみたいだ。
例えば、士郎さんが勧誘する切っ掛けになったきょー兄さんの攻撃を避けた時。俺は避ける身体能力と見切れる動体視力こそ持っていたが、見切ってから避けるまでの反応速度は持ち合わせていなかった。
勘がなければ、見切りました→身体能力は持っていますが、攻撃に対して反応できません→結果、撃沈となる。
だが勘があった俺は、見切る以前に攻撃が出される前から攻撃する箇所と軌道が分かります→攻撃が出された後なら反応できないけど、出される前なら避けられました→結果、身体能力が高いだけの子供が武術経験者の攻撃を回避し続けることが出来た。
ちなみにこの勘は父さんから遺伝したものらしい。マスターにこれを話したら父さんが戦場で死角からの狙撃を頭を傾けるだけで避けていたのを目撃したことを語り始め、そのついでにこの“勘”の弱点とかいろいろ教えて貰った。予知に近い勘だけど物理的に避けられないモノは防ぐ以外に対処のしようがなく、地雷とかのトラップは罠としての仕掛けが発動するまでは察知できないとか、決して万能とは言えない能力のようだ。
俺の試合の敗因が殆んど物理的に逃げ場を塞がれたカウンターだったのに納得した……。逃げに徹している限り絶対に負けない訳だし、攻撃も実行に移す前から予想できるから物理的に避けられない様にしない限り当るわけがない。俺ってカウンターしか攻撃の当てようがないのだろう。但しマスターの話を聞く限りは面の攻撃は攻撃範囲を特定できないので注意が必要らしい。
注意しろと言われても、面の攻撃を受けたことが無いから想像することが出来ないけどな。
今日も試合は最終的に俺の負けだ。きょー兄さんにもう少し手加減してくれと言っても、「お前は俺じゃ手加減できない、神速の二段掛けをしないだけマシに思え」とか言われて終わった。俺ってまだ斬すらマスターしていませんよ。基本がどれだけ怪物スペックなんだ、俺は……。
とまぁー、午前の試合は感じでいつも通りに終え、午後から昼飯を食べ終えてからなのちゃんの部屋にお邪魔してモンハンをプレイした。
2人だけで遊ぶのも随分と久しぶりだ。あーちゃんとすずちゃんは家の都合で今日は来れないかったがなかなか楽しい時間だった。なんかこう言う2人きりでゆっくりした時間って、俺は好きだけどなのちゃんとは過ごす時間が少なくなって来てるからちと寂しい。
俺の今の心境は妹に構って貰えなくなった兄みたいなものなんだろうな。……なのちゃんでこれなら妹の時はどうなるだろ、俺。
まぁ、時が移ろえば、なのちゃんもあーちゃんもすずちゃんも八神も恋をするようになって、今のように時間を過ごすことも無くなるんだろう。それは寂しいことだけどおっさんは黙ってそれを見守るだけだ。おっさんの我がままで子供の成長を阻害するようなことが有っちゃなりませんのでね。
今ある有限を大切にしようと思い始めた、今日このごろだ。
P.S 忘れてた、俺も小学生だったわ。つーか同年代に対してこんな思考回路で俺って結婚することができるのか……? 結婚できる肉体年齢で俺の実年齢と同い年っていうと、その時の相手は49だぞ……。干支が一回りしないで還暦じゃねぇか!?
そうなったら俺、熟女趣味はないから二次元を嫁にする。けどそうするとリニスの介護コース確定だし、色んな意味で嫌な選択肢だ……本当に転生なんてするもんじゃない。
@月ε
『十二月二十五日作戦』始まるよ~、なノリで開始したクリスマスパーティー。今年もきょー兄さんは月村家に行ったので高町家では不在です、本当にもげれば良いと思う。おのれ、リア充め……!! よくも魔法使いの俺に見せつけてくれたな!!
学校が終わったあとあーちゃんとすずちゃんは家に帰らず、そのまま高町家に直行した。帰宅途中ですれ違うカップルを恨めしそうに俺が見ていたのに対して、なのちゃんとあーちゃんはカップルを羨ましそうに見ていた。
何と言えばいいか……、俺の心は何処まで汚れているのか思い知らされた気分で2人を見ていると、俺の横で同じく2人を見ていたすずちゃんが、いきなり商店街に寄って行こうと言い始めた。なのちゃんとあーちゃんは突然なすずちゃんの提案に驚いたが、俺は別に断る理由もないのでクリスマスパーティーに間に合う様に帰ることを条件にOKを出した。
すずちゃんは迷っていたなのちゃんとあーちゃんに近づいて何か言うと、2人はすぐに行くことを決断した。迷っていたのに即決した理由が知りたかったので、商店街での道中ですずちゃんに何を言ったのか聞いて見たものの、「女の子の秘密」と人差し指を口に指して教えてくれなかった。本当に何を言ったんだか……。
商店街はクリスマスイルミネーションに彩られており、商店街の中心の通りにはクリスマスツリーが直立しているせいかリア充カップル達の巣窟と化していた。マジでリア充どもは爆発すれば良いのに……。
俺が足が納豆臭くなる負のオーラをリア充達に送っている間、なのちゃんとあーちゃんは憧れるようにクリスマスツリーが立つ通りをキラキラした目で視線を向けていた。まぁ、三人はそういうのに憧れる年頃でしょうな、と1人で納得していたらすずちゃんに腕を引っ張られて、なのちゃんとあーちゃんと一緒に中央通りまで連行された。
何でこんな所まで態々連れてきたのかすずちゃんに尋ねると、時々見せる呆れた顔で指を指し無言の返答をした。すずちゃんが指さした先にはなのちゃんとあーちゃんが何かを期待する目で俺をに視線を向けており、それで2人が俺に何をして欲しいのか察した。彼氏が出来た時の為に将来の予行練習でもしておきたいのだと。
おっさんはかわいい子供たちの味方ですので謹んでエスコートさせて貰うことにさせていただきました。
すずちゃんは遠慮したらしくクリスマスツリーの下で待っているとか言ったので、言い包めてなのちゃんとあーちゃんと一緒にエスコートされるようにこじつけた。将来はなのちゃんたちに生き遅れ的な意味で取り残させるだろな~とか、両腕をなのちゃんとあーちゃんに抱えられて歩きつつそんなことを考えたが、まぁ、それでもみんなが幸せなら悪くはないかなと思った。
@月α日
今年も終わる。このまたしても密度の濃かった1年を振り返ってみよう。40目前にして幼馴染みとファーストキス……、振り返って20秒で死にたくなってきた。誕生日を迎えれば肉体は8歳、前世から数えた実年齢は39にしてファーストキス、ハハッ……笑えよリア充、この惨めな魔法使いをよぉぉぉぉぉぉぉ!!
半狂乱になっていたらリニスと幽霊ちゃんに慰めれた。ありがとう、けど慰められても魔法使いなのには変わりないんですよ……、そもそも精通が起きてないから“卒業式”が行えないけどな!! 脱線しすぎたので話を戻そう。
他には現代魔術師になったり、マスターから現代兵器やトラップそして格闘術を教わり、妹が初めて歩き、銃で撃たれ、熊に追われ、制服兄貴が学年に広まって、謎の殺気に晒されて……去年よりカオスではないが代わりに物騒な1年だったな……。
もういい、来年は平穏が欲しいとは言わないから、せめて物騒な事件に巻き込まれませんように。
あと半年と思って楽しみにしていたのにぃぃぃぃぃ!! diesとかニトロ作品とかFate hollwが遠のいていくぅぅぅぅ!!
4月1日って秋葉原はエロゲ購入者多いんでしょうかね……、良いぜ従ってやる……そして解禁日までに金を溜めてエロゲを大量購入してやるっ!! Fateは欲しいの3年は堪えているのに4年目に突入しろとか……。
けど初回限定本とかは手に入らない……、ネット通販やらないんでorz
そして最近執筆の頼もしい相棒が出来ました。角川発行の類語国語辞典(3200円税抜き)です、国語が苦手な自分が、SSを書く一生のパートナーと発言しても言い過ぎにはならない頼れる子です。よろしく、相棒。
それではまた次回の更新でm(__)m
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