大変待たせてしまい、申し訳ありませんでしたm(__)m
そして明けましておめでとう御座いますm(__)m
今年も自分共々、平々凡々リリカル日記を宜しくお願いします。
ρ月ω日
運動会も終わり、一息吐けるようになったので何時も通りの日常生活に戻れたと思ったら、今度は聖祥祭がすぐにやって来るので、秋は本当に学校行事がが多いと思う。深夜アニメも大体が最終回を迎えて、新たなアニメが始まる季節ですからな。
俺達AMANASU9は聖祥祭でのバンドが控えているため、何時もより濃厚な練習スケジュールを行う日々を今日から始める事にした。
放課後は自宅に真っ直ぐ帰らずに、合同練習場であるあーちゃん宅の離れへと、鮫島さんが運転する黒塗りリムジンで向かう。
何時も通り、練習の最初はなのちゃんとあーちゃんが、それぞれ自分のベースとギターを調律するので、俺とすずちゃんは2人が調律を終えるまで駄弁って待つ事にした。
2人が調律している傍らで俺とすずちゃんは、朝から父さんが部屋に引きこもって高笑いを上げながら何かをしていた事やら、最近妹が可愛くて可愛くてしょうがない事を具体的な点を沢山あげて話したりしていた。
妹が兄ちゃんと言って甘えてくる事とか、一緒にベットで寝ると腕に抱きついて離れないとか、そりゃもう妹自慢しまくった。妹自慢をしまくっていたら、すずちゃんに「お願いだから、もう勘弁して……」と言われ、気がついた時には妹の事を話し始めてから既に20分経っていた。
なのちゃんとあーちゃんは、既にそれぞれの楽器の調律を終えて10分ほど余計に話をしていたようだ。そのせいで、なのちゃんとあーちゃんからシスコンも程ほどにしろと怒られてしまった。
妹自慢をしまくって本当に申し訳ありませんでした。……あんまり自覚していないんだけど、俺って本当にシスコンなんだな。
けど、妹は可愛い。世界一とは言わないが、俺の中では1番かわいいと思っている。シスコンで、何が悪い!!
さて、シスコンに対する語りは書くのを止めて、本題に戻ろう。
俺が2人から怒られた後は、合同演奏が大分久しぶりだったので、全員で一度ボーカルなしで楽器だけの演奏をしてちゃんと合せる事が出来るのか確認してみた。演奏を行ったが改善点はあるものの、合せて演奏すると言った点では特に目立って悪い点は存在せず、すぐに今度はなのちゃんのボーカル入りで演奏を開始した。
簡潔に結果だけを言おう、結果は大撃沈だ。
原因はボーカル付きの最初の演奏で判明したが、なのちゃんは歌いながら演奏が出来るモノの、ボーカルと演奏に集中しているせいなのか本来の演奏速度より速くなってしまうのだ。
しかしそこら辺りは予想範囲内のだったので、フォローしてなのちゃんの方にペースを合せたら更に演奏速度が速くなり、後はその悪循環が延々と続き最後には俺がドラムを捌ききれなくなって演奏が続かなくなってしまったのだ。
コレばかりは練習を積み重ねて出来るようにするしかないのだろう。なのちゃん曰く、みんなのスピードが速まったからなのちゃんも速く演奏しようとしたとの事なので、もう練習してなのちゃんに慣れて貰うしかない、まぁ半ば押し付ける形でなのちゃんをボーカルに決めたからには、そこら辺は時間が許す限り気長に付き合って行こうと思う。
ρ月∞日
とにかくこれだけは書きたい。今日は厄日だ……。
それだけ書いても日記にはならないので今日の事を書いていこう。
今日はなのちゃん達が塾なのでバンド練習は無く、ここ最近の日課になっている図書館通いをした。今日の図書館での目的は現代魔術の参考資料探し。
と言っても現代魔術の本自体は図書館には置いてないので、物理の参考書で参考になるもの探した程度だが。
まぁ、向う途中でふと俺の人生の女性関係について考えてみたのだ。なぜ、俺が前世は童貞で人生を終えたのかとかを歩きながら。
結論としては女性に恵まれないのだと思う。初恋は苦い記憶付きの失恋で終わったし、それ以降なんてまったく女性と縁もゆかりもないのだ。大事な事なので二回言いました。
同年代の女性は居ないし、家族以外で縁があったのなんてシロちゃんと掃除のおばちゃん位のものだしな。
なのちゃん達は幼馴染みだし、何て言うか今のところそう言う対象にはならないし、何が言いたいかと言うと普段は否定しているのに出会いのフラグが欲しいな~と思っていたら傍らにいた幽霊ちゃんが慌てていたので幽霊ちゃんが指さす方を見てみたら、俺の目の前にある坂から暴走した車イスが滑り落ちてきた。
ポカンとしていたのは一瞬、すぐにスピード無視した大型トラックが坂を下ってすぐの十字路の左側から来たので、俺は十字路を全力疾走で渡って、滑り落ちる車イスを受け止め様としたが石に躓いて転んでしまい、車イスは俺の体を引き摺りながらも止まる事になった。
俺がフラグが欲しいなんて思ったばかりに、こんなギャルゲー張りのフラグ成立事故が起きそうになったのかもしれないのは罪悪感に苛まれたので、たぶん飛び出したんだと思う。何で反射的に助けたかは正直分からなかった。
ただ、助ける過程で叫んではいけない事を叫んだ気がするがそれは忘れようと思う。何を叫んだか憶えていないからあいつに何を聞かれたか怖くはあるが……。
転びはしたが俺の身体の怪我は膝を擦り剥いた程度の軽いモノだったので、ついた砂埃を払うだけで済ませた。埃を払ってから助けた人物である女の子を見ると、穴が空く位に俺の事を見ていたので少しびびった。
声を掛けても気が付かないので、俺が目の前で手を振って女の子はようやく気が付いたらしい。ハッとして我に返り慌てて俺に礼を言って来たので気にしない様に言っておいた。
俺としてはフラグが欲しいと思ったら事故りそうになっていたから助けたなんて、口が裂けても言いたくなかった。なので俺はせめてもの償いに何処へ向かっていたのかを聞いて、目的地へ連れて行こうと思った。
幸い、目的地は聞いてみると俺と同じ図書館だったので、遠慮されたが適当な事を口にして連れて行った。と言うか乗って居たのが電動車イスで充電のし忘れなのか、電池が空っぽだったので1人で行くのは大変だと思い連れて行くこにした。
そして図書館に到着し2人で机について、何か激しいデジャブを感じた。主な原因は今まで俺が車イスを引いた女の子だ。
何でデジャブなんて言うものを感じたのか分からなかったが、自己紹介をしてお互いの名前を名乗って分かった。2年前に図書館で出会った子狸だったのだ。
互いに驚いてすぐに軽く皮肉を良いあってから口を閉じて本を読み始める。天敵同士であろう八神と一緒の席に着いた理由はいろいろあるが、1番の理由を上げるなら嫌な視線を図書館に入ってから感じる様になったからだ。
何と言うか、実験動物を観察でもしているかの様な気持ちが悪い視線だったので警戒して動かず、幽霊ちゃんにも話し掛けない様に指示した。
あまりにも気持ち悪い視線だったので、気を散らしたがいために思わず八神に話し掛け思っていた事を口にしてしまった。まぁ、思っていた事を言ったら八神が少し怒ったので素直に謝ったら驚かれた。失礼な奴だ……。まぁ俺も人の事は言えんが、思っていた人柄と若干違ったが2年前に一度しか会話した事がないから第一印象が強く残って居たのだろう。
何しろポニテ巨乳属性の巨乳の需要にあそこまで喰いつける子供だからインパクトが強かったし。某漫画のクレヨンな幼稚園児くらいしか、女性についてあそこまで喰いつける子供を俺は知らないぞ……。
それから視線がする方を警戒しながらも読書に集中していたが、しばらくすると前の方からも視線が来ることに気が付いた。視線の主が誰かは気が付いていたが、口を開くたびに憎まれ口をどうしても叩いてしまうので、気が付かない振りをしているとしばらくすると八神に話しかけられた。
話しかけた理由は、なぜ俺が八神と席を一緒にしているか気になったらしい。視線を感じて警戒のため動かないのは大きい理由だが、他にも理由はあるのでそっちの方を言った。不気味な視線を感じてるなんて言っても不安にさせるだけだろうし、信じられなくても自意識過剰に思われるだけだからな。
幾つかある理由の1つである、掃除のおばちゃんに雰囲気が似ている事を話した。何か話している内に昔を思い出してタイムマシンが欲しいなんて思い、顔にそれが出てしまったかもしれない。口喧嘩する人間なんか今世では父さん以外では居ないからますますそう思ったのかもしれない。
それから八神を送って帰る事になり八神を家にまで送って、それから携帯電話の電話番号を交換した。俺的には別に八神が避ける程の苦手な人物ではないことを認識したし、八神から言って来たので了承した。
手動で入力してから帰ろうと思ったらリビングと思われる部屋から機械の駆動音みたいなのが聞こえたので、耳をこらしたが今度は何も聞こえなかったで八神に別れを言って帰った。
今日が厄日と思った最大の理由は帰り道で門限を過ぎたので母さんに電話してから起こった。今まで感じていた観察する様な視線が殺気に変わったのだ。
心当たりはないのに何でこんな不幸に見舞われなければならないのか嫌気が指したが、突然電話を切ると不自然に思われる可能性があるため内心で冷や汗をかきながら母さんとの電話を終えた。電話を終えてもしばらく殺気が続いて警戒していたが何故か視線共々突然に消えた。
不審には思ったが完全に居なくなった事の確認だけをしてさっさと帰った。余計な詮索をして襲われたくはないからな。
帰ってから玄関には母さんがなぜか出迎えており、何があったかを聞かれた。電話の途中で俺の様子が変わったのを察して心配したらしい。
母さんにも様子が変わった事はばれてないと思ったら、電話越しでもばれていた様だ。本当は迎えに行こうかと思ったらしいが父さんが不在なため、万が一を考えて家を空けられなかったらしい。士郎さんクラスの人物に襲われても逃げるくらいなら出来るので待っていたらしい。確かに俺の逃げ足なら可能だろうな、魔力と気とか現代魔術で限界まで強化すれば身体の節々は痛くなるけど音速くらいは出せるし。
アレ、人間って音速を生身で出せないよな……。
取りあえず母さんに俺が受けた視線の事を話してから晩飯を食べて、今日は寝る事にした。本当に今日は厄日だ……。
ρ月@日
朝から父さんが薬物でもやったんではないかというテンションで部屋を飛び出て来た。「予定より遅れたが舞台衣装第二弾が出来た!」と言って朝食の場に乱入したが、母さんに「黙れ」と睨みつけられて大人しく席に座ったけど。
父さんが作ったのはやはりと言うか、半ば予想していた通りなのちゃん達の舞台衣装だった。今年もスリーサイズを目算で測り衣装を仕立てらしい。本当に余計な才能ばかり父さんは持ち合わせている。裁包が余計な才能とは思わないが、確実にスリーサイズを目算で測れるのは要らない才能だと思う。俺は胸を天然か整形かパッドか見分けられるけど。
父さんに今日の練習でみんなに試着して貰うようにと俺に持たせた。
放課後に全員が練習のためあーちゃん宅に揃った時に衣装を渡し、みんなが試着した。当たり前だが今年も俺の衣装は存在しないので今年も1人制服でバンドをやる事になるんだろう……。
俺の渾名は制服兄貴で固定になるだろうな。もう諦めた……。
最近はなのちゃんも歌いながら合せるのに慣れてきたらしく、俺達と演奏しながら歌ってもタイミングが合う様になって来た。後一週間で聖祥祭だし、更に練習密度を上げて行きますか。
あまり濃すぎて本番に出られないような事になると拙いので、加減は程ほどに必要だけど。
ρ月ε日
『公開処刑』、今日1日を現すのにこれほど的確な言葉はないだろう。
なのちゃんはバンド終了後に顔を真っ赤にし、俺は地面に手と膝をついて舞台裏でしばらく塞ぎ込んだ。
今日は聖祥祭、俺達がバンドを演奏の本番を行う日だ。体育館は去年以上に人が集まって体育館の半分は人で埋まっていたのでかなり緊張した。
そして演奏開始、取りあえず上手くはいったモノの演奏終了後に誰が言ったか、「制服兄貴は今年も制服か!」の言葉で制服兄貴が体育館中に伝播。終了後になのちゃん達への声援と同時に制服兄貴コールが発生した。
しかも去年同様にブルーレイカメラを構えた父さんが撮影しており、体育館中から起こった俺への制服兄貴コールは一生残る事になった。コレで凹まなくて、いつ凹めと言うんだ……。
なのちゃんは熱唱した後に声援を受けた事が恥ずかしかったらしく、顔を真っ赤にして舞台裏でしばらく膝を抱えてあーちゃんとすずちゃんに慰められていた。
なのちゃんはしばらくすると立ち直り、「お願いだから来年はもう少しまともな歌を作詞して……」と俺に頼み込んできた。それだけ嫌だったのだろう「なのなのにしてあげる」が。まぁ、終わった瞬間にはダッシュで逃げる様に舞台裏に隠れたから相当恥ずかしかったんだろう。そこで来年からは俺がオリジナルの歌を作るから安心してくれと言ったらなのちゃんはホッとした顔をしていた。
それはともかくとして、来年も俺は1人だけ制服で演奏する事になるんだろうな……、ただ1人制服は目立つから対応策を考えなければ……。
最近時間が取れないリア重になり始めた豹炎です。リア重より、リア充になりたいよ……。
季節の変わり目に体調崩して寝込んだり、インフルワクチン打って熱だしたり、口にするのもおぞましい黒い悪魔が天井から肩に落ちてきて気合をごっそり奪われたり、去年の終わりは散々な目に会いました……。
ただ正月は運が良い事に小説の資料本が五冊纏めて購入で来たんで嬉しかったですが、8000円が代わりにぶっ飛んだ……。誕生日を迎えた後の俺のエロゲ購入資金……、まだ金を万単位で使わず貯めこんでるから大丈夫ですけど。
どうでも良い自分の財政は置いておいて、40ページ目の挿入話は推敲をまだ済ませてないので、3日以内に済ませて投稿します。
また次回の更新でお会いしましょう。
ではm(__)ノシ
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