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運転再開“議論の段階にない”3月26日 15時16分
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東京電力柏崎刈羽原子力発電所で停止中の原子炉の運転再開について、新潟県の泉田知事は、福島第一原発の事故の検証が十分に行われないかぎり、議論する段階にないという考えを改めて強調しました。
泉田知事は26日の定例の記者会見で、柏崎刈羽原発の7基の原子炉がすべて停止したことについて、「止まっているからといって安全だということではないので東京電力にはしっかりと安全管理をしてもらいたい」と述べました。
そのうえで停止中の原発の運転再開については、「政府が運転再開の判断の前提としている『ストレステスト』は、気休めでしかなく、何の意味があるのか理解できない」と厳しく指摘し、福島第一原発の事故の検証が十分に行われないかぎり議論する段階にないという考えを改めて強調しました。
また、泉田知事は柏崎刈羽原発の安全性を検討している県の技術委員会で原発事故を独自に検証するよう要請していることについて触れ、「事故で何があったのか未解明な点がたくさんあるので、それを解明してまずは事実関係を把握したいと思っている。検証が終わればすぐ運転再開を認めるというような短絡的なものではない」と述べ、原発の運転再開の判断については慎重に対応していく姿勢を示しました。
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