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震災報道検証 大学生が書籍に3月24日 8時37分
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東日本大震災の被災地が新聞各紙にどう取り上げられたかを比較するなど、「震災報道」を独自の視点で検証する書籍を、早稲田大学の学生が来月出版することになりました。
書籍を出版するのは、早稲田大学教育学部で「新聞学」を専攻している学生たちです。
東日本大震災が起きた去年3月11日からのおよそ1か月間、全国紙と地方紙が震災をどう報じたか詳しく分析しました。
書籍では、宮城県内の被災地と、同じ時期に地震で被害を受けた長野県の被災地が、新聞各紙でどう取り上げられたか検証しているほか、震災に関する記事が占める割合の比較なども行っています。
学生たちのリーダーで3年生の六田悠一さんは、「震災について真剣に考えたいと思って取り組みました。自分たちが震災にどのように向き合ったか、記録を残せたと思います」と話しています。
学生を指導している花田達朗教授は、「メディアの人たちが読んでも納得してもらえる内容になっていると思う。学生たちが震災をどのように捉えたかを知ってもらいたい」と話しています。
この書籍は、早稲田大学出版部から来月出版される予定です。
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