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経済
不振のテレビ販売、ネット接続に活路 サービス普及に課題多く
薄型テレビの販売が激減するなか、家電各社がインターネットに接続し、好みの番組や映画などを楽しめる「スマートテレビ」に活路を求めている。4月2日には民放5局などが、放映時間に関係なく、いつでも視聴できる「ビデオ・オン・デマンド(VOD)サービス」を開始。パナソニックが対応機種を売り出した。ソニーは独自配信の映画や音楽に対応した新製品を投入する。ただ、視聴可能なコンテンツはまだ少なく、次世代テレビの“本命”といわれるスマートテレビの普及には課題も多い。
「パソコンよりも操作が簡単。大画面の『スマートフォン(高機能携帯電話)』という感覚だ」
パナソニックの技術担当者は、今月から順次販売を始めた新製品に胸を張る。
新製品は、民放5局などが始める新サービス「もっとTV」に対応した業界初のモデルだ。番組の視聴中に専用ボタンを押すと、見逃した過去の放映や関連番組を有料で視聴できる。NHKも参加を検討しており、実現すれば、1万本超の番組がそろう。
ソニーは、ネットワーク機能を拡充した「ブラビア」の新製品を来月から順次発売する。独自配信する映画や音楽のほか、ショッピングなどが楽しめるアプリケーションソフトを170種類搭載した。
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