2010年07月08日

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カンボジアでの活動について

渡邊健太郎のカンボジアレポート(Vol.1)
今回の往訪期間:
4月10~13日(アイデア学校合宿6名、ヘム・ブンティン面談)
6月13~17日(ビジネスツアー7名、不動産紹介、せっけん工場視察、ヘム・ブンティン面談、現地新聞取材)

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4月~6月のカンボジア往訪手記
「東南アジア唯一のマラソン選手と、猫ひろしの今後」

◇渡邊健太郎(32)プロデューサー、㈱ネットランドジャパン取締役
“どんな状況でも希望をもつ強さ”伝えたい

カンボジアのホテル事業に携わるようになり、カンボジアの若いスタッフ達と交流を深めていくうちに、楽しそうに働く彼らに共感しました。彼らの多くは、満足な屋根や壁がある家に住んでおらず、弊社運営のゲストハウスの事務所で兄弟も連れて雑魚寝するスタッフもいます。日本の社員や仲間たちにも、国が違っても、同じ社員なんだという意識をもつことを伝えていきたいと思います。

 ヘム・ブンティンとの出会いは衝撃的でした。当初はホテルの宣伝になればと猫ひろしさんの挑戦である「オリンピックに出てみたい」というチャレンジ企画を行ううちにヘム・ブンティンに辿り着きました。猫ひろし企画を実現するためにカンボジアオリンピック協会理事らとも打ち合わせましたがマラソンには詳しくありませんでした。確実な情報が欲しかったので唯一のオリンピック出場者であるヘムをオリンピック関連の記事で見つけ、カンボジア中を探しました。会ってみて驚いたのは、彼は目の前のレースにしか興味がありません。半年後や来年のことなどまったく考えていません。この大会に出たい。ただそれだけが彼を動かしているのでした。近日、国際大会のオファーがあるといい、お金のことで悩んでいました。 こちらの企画に協力することを条件に、当月の生活費と、国際大会に必要なだけの支援を約束しました。

 ヘムはカンボジアのスタッフ同様に貧しい村の出身で、日々の食事を心配しています。そんな環境で育っていながら、
「オリンピックという世界舞台を目指す」という発想が、いったいどこから出てきたのかと興味をもちました。その日暮らしで一杯なはずの彼は、自分の力でお金をかき集め単身で東南アジア大会に出場し銀メダルを獲得しました。そこでも自らチャレンジし、ついに2008年の北京オリンピック出場という「夢をかなえた」のです。
彼の環境からすると到底無理なはず。しかし彼は実現しました。私の知っているどんな人よりも、強くたくましく思えました。恵まれた環境にいても、チャレンジしない人はたくさんいます。私も彼に比べると足元にも及びません。彼は完全に不可能な状況からどうやってそこまで行ったのでしょうか。これから一年かそれ以上、微力ながら見守り、弊社一同学ばせてほしい、そしてできれば多くの日本人に伝わってほしいと願わずにはいられません。
残念ながら、夢をかなえても彼の試練は続いています。
問題は、“誰も注目しない”ことです。だから次のオリンピックへの挑戦は、なんとかネットや出版、メディアなどを通じて PRし、
注目度をあげ、彼の成果をもっと目に見える形にすることが必要で、今後の私たち企画スタッフの役割でもあると考えています。
今後も、ヘム・ブンティンと猫ひろしさんの活動を追ってレポートしていきたいと思っています。

■毎日新聞の記事 2008年8月25日 東京朝刊
「北京五輪 母国の陸上熱高めたい ヘム・ブンティン(カンボジア)」
http://mainichi.jp/enta/sports/08olympic/archive/news/2008/08/20080825ddm035050086000c.html
■BBC ※英語<カンボジアオリンピック選手記事>
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/asia-pacific/7493076.stm

<現在の企画概況>

・猫ひろしの夢をかなえるためには(オリンピック出場するには)、カンボジア国籍を取得し、代表選手になることが必要です。
・国籍をとったとして代表選手になれるかどうか、ということですが、オリンピック規定では以下となります。
A基準>2時間15分以内の選手は一カ国につき3名出場できる
B基準>2時間15分以下の選手でも、一カ国につき1名出場できる
マラソン選手で、カンボジア国籍で北京オリンピックに出場した唯一の選手・ヘム・ブンティン選手。ヘム・ブンティン選手が東南アジア大会に出れば、オリンピック出場は確実である。当時のタイムは2時間27分ですが、現在はもっと縮まっています。
ただ、問題があり、ヘム・ブンティンの月収は50~100ドル。北京オリンピック以降、村が支援して彼に仕事を与えており、独自でトレーニングをしている。しかし、未だにカンボジアオリンピック協議会や国の支援はいっさいなし。マネージャーもいない。新しい靴を買うこともできないのです。したがって、ヘムは現在の状況だと東南アジア大会に出ることは不可能です。そこで先日、シェムリアップの㈱ネットランド社所有ホテルにヘム・ブンティン君と会うことができ、今月の支援300ドルとオリンピックまでのサポートを行うことと約束をした。既に次の大会が7月にオーストラリアで予定され、この支援を行うことになっています。今後の方策としては、まずはオリンピック出場に向けヘム・ブンヘンを支援し、彼の協力を得て猫ひろしの出場へのチャレンジを行うこととなっております。・ヘム・ブンヘンへの条件:月300ドル程度の支援(東南アジア大会で2時間15分をきることを目指してもらう)、日本での受け入れ検討。・東南アジア大会で2時間15分を切ったらヘムはA基準で出場できるため、猫ひろしがB基準によって、オリンピック出場枠に入れる可能性がある。・2011年東南アジア大会への出場が必須条件である。

◆猫ひろし氏の成績 2010年東京国際マラソン 2時間55分2010年カンボジア国際トライアスロン大会6位 2時間26分
◆ヘム・ブンティン氏の成績(東南アジアで唯一のオリンピック出場選手)2005年東南アジア大会銀メダル 2時間27分2006年北京オリンピック73位 2時間33分<ヘム・ブンティン 北京オリンピックの


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◇おまけ◇(6月某日の日記より)

象が来るホテルという企画を実施。象が当ホテルに来ました。普通、象は街道を歩きません。
無理な企画だったが、現地経営スタッフの尽力により実現した。ほんとうにすばらしいこと。
バナナなどの朝食をお客さんが象に食べさせるという企画が実現。これはきっと観光の売りになる。
朝食タイムでは、カンボジア唯一のマラソンオリンピック選手のヘンブンティン君とMTG。

午前から午後まで、みっちり4件のホテルを見学。日本からの参入をどんどん増やしたいため、店を開きたい人、ホテルを経営したい方をお連れしている。今回もあらゆる企業家やお客様へ購入可能なホテルを紹介する窓口を行っている。
そのうち一軒、某ホテルが売れそうなので交渉を行う。
その他のホテルは、残念ながら投資対象に値しなかった。
そのお客様は、サムイ島のホテル買収を考えていたが、
(カンボジアのホテルの相場は高いし、クオリティーが比較的低いとのこと)。
しかしその中の一軒、日本の富裕層を満足させるホテルがあったので検討したいとのこと。
とりあえず1軒でも御眼鏡に適ってよかった。

この110万ドルのホテルで、カンボジアビジネスの足がかりを作るお手伝いをする。
このビジネスがうまくいった場合、セカンドフェーズで1100万ドルのスキームを構築したい。

昼は、トンレサップ湖で、なぜかカップラーメン。

夜はタイスキをみんなで囲む。

watanabekentarokun at 09:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!カンボジアでの活動