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2012/03/21

【夏色キセキ】夏色観光協会

以前ブログ記事で取上げた「夏色キセキ」
いよいよあと数週間でOAを向かえ、舞台となるここ下田でも巷で大きな話題となっています。

 

私のブログでの「応援宣言」は、その後某巨大掲示板やアフィブログ等でも取上げられ、中には「政治家はだまってろ!」とか「行政が絡んでくるとロクなことが無い」と、辛辣なご意見もありました。 

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先ずは私の立ち居地から。
市議会議員という立場ではありますが、その前に私は民間人、市民です。市内で小さな事務所を営む経営者として、中2の娘を持つ親として、下田を愛する市民として、商工会議所青年部や街づくり団体の実行部隊のメンバーとして、これまでも、これからも下田を発展させたい。その想いは多くの市民の方と同じで、それを促す舞台のひとつとして議会の場に立たせて頂いております。
傍から見ると「お偉いセンセイw」とか「欲の亡者ww」とか捉われがちな議員という立場ですが、私を知る方に言わせると、ただの「使いっ走りww」であるとのこと、そんなヘタレな人間です・゚・(ノД`)
そんな自分の下へ飛び込んできたビッグニュース、今回の夏キセの舞台に下田が選ばれたことに、大昔にライトヲタだった自分は素直に歓喜しました。

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Yamatoyotowaniここで、大昔のアニヲタ経歴についてお話します。

昨今日本経済の一端を担うとまで言われるアニメーション産業。そんな成長が微塵も考えられなかった30数年前、当時小学校~中学生だった私がアニヲタだった過去を知る旧友はほんのごく一部であるほどひた隠しにせざるを得ないほどマイナーな文化でした。

当時創刊されたばかりの「アニメージュ」や「ジ・アニメ」を買い漁り、部屋中ポスターを貼り付けるほど大好きだった声優(ヒント:サーシャ命でしたww1000年女王然りww)のアルバムを近所のレコード店で隠れながら注文していたり・・・

 
次第に「ガンダムブーム」が沸き起こり、教室でもアニメの話題が持ち上がる様になっていくのですが、やはりヲタって今も昔も変わらないんでしょうかね…市民権を得ると同時に、私の心はアニメから遠ざかっていきました。(だから私はガンダムシリーズを一度たりとも見たことがありません。サンライズ関係者の皆様、ごめんなさい) 

当時ヤマト完結編のサントラで知った羽田健太郎先生の影響もあり、その後興味はオーケストラ音楽へ、ヘビーメタルを経由してジャズへと。これまたマイナーな音楽嗜好を辿って行きました。その仲間の影響で建築に興味を持ち今の職業(建築士)につき、建物づくりから街づくりへ意向、んで今の立場になってるって流れです。振り返ってみると、今の私が居るのもアニメとちょっと偏屈な性格の賜物かもしれませんww

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ハナシがそれちゃいました。「夏色キセキ」への想いに話題を戻します。

舞台に選ばれた件を「地域経済活性」のツールに用いたいという一部の方々のお気持ちは痛いほど判るし、市議としてそれを促す立場であるとの理解はしています。

しかし、それ以前に、なぜこの下田を舞台として選んでいただいたのかを、市民の皆様には熟考して頂きたい。

『舞台となりうる要素がギュッと詰まったまちだった』から選ばれたこと。下田だから描けない作品の意義が製作サイドにあること。その魅力は住んでいるからこそ気が付かないことが往々にしてあります。しかし非日常のアニメというフィルターを通せば気づくことが出来るかもしれない。それを評価してもらえる声を聞くことが出来るかもしれない。我々市民がそれを理解しようとする想いこそ、「よりよい作品に」と今も懸命に作品を作っていただいている製作サイドの皆様に対し、これからOAを楽しみにされているファンの皆様に対し、我々市民が先ず気付かねばならない事であろうかと思います。

そんな環境で住まう私たちであることを理解すれば、仮にその作品を愛しそこを訪れるファン(巡礼者)に対しどう接していくかはおのずと見えてくる筈で、最初から「聖地」ありきの取り組みでは無くなる筈。間違っても、クローズアップ現代で紹介された、建物の壁にキャラを「バーンと!」書いちゃうような発想は生まれて来ようがないはずです。

そこに住まう我々の財布を満たすことではなく、そこに住まう我々の心、郷土愛を満たす作品であることを考えてもらいたいと思っています。

 

下田市の有志市民や各団体からメンバーを募り、夏色キセキを応援する団体「夏色観光協会下田運営本部」を立ち上げました。各地の先行事例を研究し、OA前に、またOA後に地元の私たちが取組むべき事を模索している中、すでに巡礼をされた一人のファンの方からTwitterを通しメッセージを頂きました。
「変に早くからあれこれするよりは普段どおりの変わらない町のままにしたほうが…」。
そのままの下田が、すなわち聖地だったとのご評価に、会としての模索からちょっと解き放された思いになりました。

 行政と市民を結ぶパイプ役=議員という「公人」として今回夏色観光協会の一員となりました。既に公開されているPV・CMや4月から始まるOAの中で展開される作品の中で描かれる下田。それが普段どおりの下田であり、またそれが作品中の世界観となる。これをしっかり守っていく。そんな役目をこの会の中で発揮していきたいと考えています。

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コメント

>クローズアップ現代で紹介された、建物の壁にキャラを「バーンと!」書いちゃうような発想は生まれて来ようがないはずです。

これ輪廻のラグランジェのことですね。
同じ聖地アニメなのに小馬鹿にしたような書き方は如何かと思いますよ。
ファンが見たらどういう気持ちになるか考えなかったんでしょうか。

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