『おそ松くん』に『もーれつア太郎』そして『ひみつのアッコちゃん』。
赤塚作品には、一度見たら忘れられない個性的なキャラクターがいっぱい!
スタジオに集まったファンのみなさんが、赤塚キャラクターの魅力を語る!
日本中で大流行したイヤミの“シェー!”の極意を大公開!
さらに、赤塚不二夫さんゆかりの地をファンが探訪!
赤塚さんの好物を食べつくす!?
全員集合!素晴らしき赤塚キャラたち☆
赤塚作品には、一度見たら忘れられない個性的なキャラクターがいっぱい!
スタジオに集まったファンのみなさんが、赤塚キャラクターの魅力を語る!
日本中で大流行したイヤミの“シェー!”の極意を大公開!
さらに、赤塚不二夫さんゆかりの地をファンが探訪!
赤塚さんの好物を食べつくす!?
全員集合!素晴らしき赤塚キャラたち☆
赤塚キャラクター列伝だよ〜ん!
赤塚作品に登場する、たくさんのキャラクターたち。
みんな主役を押しのけるほどの勢い!
みんな主役を押しのけるほどの勢い!
イヤミ
1960年代「シェー!」が大ブームに!
多彩な役回り ざんす!
素直な嫌みを言ったり、周囲に迷惑をかけたりと悪い役が多いんだけれど、一方、やさしい面があったり、人助けをしたり。そういういろんな役回りができるんですよね。
超自我
エゴで、自分にとって得か損かで考えているというか。自分の中にもそういう部分はあるけれども、代わりにイヤミがやってくれるので、ホッとできる。スカッとしますね!
ざんす言葉
トニー谷という芸人が戦後、「ざんす言葉」で日本中で大ブレイクした。僕は、それをいただいたんじゃないかと思うんだよね。戦後を引きずっていたんですよ、当時の日本人は!
トニー谷(1917〜1987):戦後から70年代にかけて活躍した舞台芸人
トニー谷(1917〜1987):戦後から70年代にかけて活躍した舞台芸人
戦後日本人ざんす
敗戦後に西洋にあこがれてしまったけれど、風貌はどう見ても日本人。そのギャップがおもしろいんだと思います。
やさシェー男
子ども相手に悪だくみをして金儲けをしようという、せこい面もあるのですが、完全な悪人ではなく、困っている人を見ると助けたくなったり。そういうやさしいところもあるなって。やさシェーですね!
おそ松くんより『イヤミはひとり風の中』
目の不自由な少女のために、貧乏な浪人イヤミが奔走するお話。
自分の名を名乗ることなく
そっと立ち去るイヤミ 人助けをして、しかも、最後は名乗らずに去っていくというところにびっくりしましたね。
そっと立ち去るイヤミ 人助けをして、しかも、最後は名乗らずに去っていくというところにびっくりしましたね。
イヤミらしさもある
ただクールなだけじゃなくて、目が不自由な少女に、つい、自分のことをいい男みたいにに言っちゃうあたりに、イヤミらしさが出ている。そういうのが含まれているところが、このエピソードのすばらしいところですよね。
赤塚流『街の灯』
小学生のときにこの話を見て『どんな文学作品よりもすばらしい!』と感じたのですが、大人になってチャップリンの『街の灯』を見たときに、『なんだ、同じ話じゃないか!』とちょっとガッカリした時期があったんですよ。ところがその後、赤塚先生はチャップリンが大好きで、映画もたくさん見ていたということを知り、僕もチャップリンが大好きだったので逆にすごくうれしくなったんですよね。『赤塚先生も僕も、同じ方向を見てた!』って。
『街の灯』(1931):盲目の花売り娘の目を治そうと、献身的に尽くす貧しい男を描いた、チャップリンの名作映画
日本への移植
『街の灯』では最後、声で気づくんです。イヤミは“ざんす”言葉で気づくはずなんだけど、そこで終わらない。日本人にわかりやすく、何も言わずに去っていくという形になっている。ここの直し方が実に見事で。
大人気ない だメンズ
普段、チビ太やおそ松たちとやりあったりしてダメな感じなのに、この話では“デレツン”みたいな感じ。普段とのギャップが!イヤミ大好き!
さまざまな面を持つキャラクター
赤塚作品の特徴!
67〜8年になると、月に1本こういった大作ものを書かれていたんです。イヤミに限らず、いろんなキャラクターにイメージと違う役を振るんですよね。例えば、ハタ坊にハードボイルドなギャング役をやらせたりね。キャスティングがすばらしいですよね。
赤塚ファンの シェー!写真大公開
イヤミといえば「シェー!」のポーズ。
ファンのみなさんとっておきのシェー!写真を大公開!
ファンのみなさんとっておきのシェー!写真を大公開!
必ず「シェー!」
2才か3才のときの写真。写真を撮る=「シェー!」で、この時代、「ピース」はまだなかったと思います。
「シェー!」禁止?
やっぱり、写真を撮ると必ず「シェー!」のポーズをとっていまして。「いい加減にしろ」と、父親に両腕を押さえられている写真です。「シェー!」をしたくてムズムズしていますね(笑)
こちらは、去年の11月に東京・青梅の商店街であった『シェー!コンテスト』に出たときの写真です。厚紙で作った歯もつけて!
年を経て全力のシェーを人前でできて、本望でした!
「シェー!」は、突き抜けるもの。過去のいろんなものを吹っ切るために必要ですね!
年を経て全力のシェーを人前でできて、本望でした!
「シェー!」は、突き抜けるもの。過去のいろんなものを吹っ切るために必要ですね!
山頂で「シェー!」
山登りが好きで、6年前から「シェー!」の格好で写真を撮り始めたんです。それからヤミツキになりまして。「シェー!」をするために山に登っているんです。山頂で「シェー!」をすると、ココロが清くなるんですよ!
はすぴーさんの「シェー!」講座
「シェー!」歴45年。はすぴーさんのシェーはお父さんゆずり。
以来、独自で「シェー!」を大研究し、今ではその成果をHPで発表!
以来、独自で「シェー!」を大研究し、今ではその成果をHPで発表!
生徒は、中田敦彦さんと増田英彦さん!
@右手は垂直にあげ、手首を90度曲げる!
A左手は、手のひらを上にして水平に! 「人間工学的に水平が美しいとされています。」(はすぴー さん)
A左手は、手のひらを上にして水平に! 「人間工学的に水平が美しいとされています。」(はすぴー さん)
B右足は鋭角に曲げる!
「足の裏が天を向くのがきれいですね!」
(はすぴー さん)
「これヨガでしょ!」(中田敦彦 さん)
ここまでで、まだ90点!
(はすぴー さん)
「これヨガでしょ!」(中田敦彦 さん)
ここまでで、まだ90点!
C目を見開いて、歯を出す!
D靴下をビロビロビロ〜ンと伸ばす! 「最大のポイントは靴下です!」
(はすぴー さん)
D靴下をビロビロビロ〜ンと伸ばす! 「最大のポイントは靴下です!」
(はすぴー さん)
はすぴーさん直伝の「シェー!」、決まったざんす!
赤塚キャラクター列伝
ニャロメ
名前の由来「コンニャロメ!」
反逆心。あの打たれ強さはほしいですよね!私は特にめげやすいんです。だからこそ、あこがれる!
まるで親友!?
悪いところがちょくちょくあるのですが、本当はすっごくやさしい、いいヤツなんですよ。もーれつア太郎で、黒ネコのタンゴローっていう悪い猫が出てくる話があるのですが、その猫が悪いことをいっぱいしているのをかばってあげたり。ニャロメ、本当にいいヤツなんです。
はなのあな
鼻の穴が変だから好きです。
愛をください
愛されたくて愛されたくて、仕方のないニャロメの気持ちが愛しいですね。
『もーれつア太郎』のニャロメの恋話ベストは!?
今回の恋のお相手は、たばこ屋のミヨちゃん。
『天高く ニャロメ恋する秋だべし』(アニメ版)
赤塚先生はニャロメそのもの!?
ニャロメは、イヤミ以上に赤塚先生自身じゃないかと。小心者で、人見知りで、泣き虫で、女好きで、甘えん坊で!
赤塚先生は愛猫家
菊千代っていう猫がいたんですよ。20年生きたのかな。これが暴れ者ですごい猫だったんです。だから先生、見てないところでいつもけっとばしていたの!でも先生にしか慣れてない菊千代。あんなに猫が好きだった人も珍しいですよ。
赤塚漫画が好きで
こんなことしちゃったでやんす!
こんなことしちゃったでやんす!
ファンならではの熱い行動をご紹介!
赤塚ファンのブログを始めちゃった!
自分で読むだけではもったいないと、その感想をブログで公開。
是非見てください!
いろんな人に赤塚不二夫先生を知ってほしいから始めました。
小学生のとき ギャグ漫画を描いちゃった!
コマ割りも本格的!
最初は活字しか読まない子どもだったのですが、天才バカボンを読んでから漫画しか読まなくなりました。
赤塚漫画は青春時代のバイブルですね。赤塚不二夫を目指していましたから。
赤塚漫画は青春時代のバイブルですね。赤塚不二夫を目指していましたから。
ギャグ漫画家をめざして!
同人誌や学校の漫画クラブで作品を発表!
赤塚漫画は生きる希望
ずっと前から漫画家にはなりたいと思っていたのですが、赤塚漫画を読んで余計になりたいという願望が強くなりました。いいギャグ漫画家になるために、自分自身を面白く生きていきたいんですけど、なかなかうまくいかないですね。
赤塚不二夫さん ゆかりの地を探訪!
というkeikeiakakaさん。
やってきたのは新宿区 中落合
赤塚不二夫さんが30年以上暮らし、作品にもたびたび登場する街。ここに、赤塚さんが通い続けた居酒屋があると聞き、探索開始!
下町の風情を残す路地裏にそのお店はありました。
下町の風情を残す路地裏にそのお店はありました。
「“赤塚先生好物”って書いてありますね!」(keikeiakaka さん)
お品書きをしっかり撮影!
いざ、おじゃまします!
週に2〜3回はこのお店を訪れていたという赤塚先生。決まって、店が見渡せる一番奥の席に座っていたそうです。
赤塚先生の面影探しスタート
店内には、赤塚先生が描いた色紙などゆかりの品がいっぱい!
「飲むときは静かにゆっくり。
サワーを「白いのくれ!」って。」
(ご主人 関澤義男 さん)
「飲むときは静かにゆっくり。
サワーを「白いのくれ!」って。」
(ご主人 関澤義男 さん)
赤塚先生が好きだったと聞けば、飲まずにはいられません!
赤塚先生がお気に入りだった料理も完全制覇!
赤塚先生の愛飲ボトル
最後にご主人が見せてくれたのは、赤塚先生の愛飲ボトル!
赤塚先生は、ボトルが空になると新しいお酒を注ぎ足して同じボトルを使い続けたのだそうです。ラベルには、赤塚さんの飼い猫・菊千代のイラストが。
赤塚先生は、ボトルが空になると新しいお酒を注ぎ足して同じボトルを使い続けたのだそうです。ラベルには、赤塚さんの飼い猫・菊千代のイラストが。
「菊千代さんは本当に愛されていたんだな〜」(keikeiakaka さん)
赤塚さんの面影をしっかり心に刻んだ、keikeiakakaさんでした。
赤塚先生ゆかりの地を訪ねたことのある人は他にも!
体に異変が起きるほど感動
友達が赤塚不二夫さんの事務所の近くに住んでいて、その前まで行きました。あまりにも感動しすぎて、体が震えてきてその場にいられなくなってしまって!友達に引っ張られながら帰りました。
原画に感動!
ゆかりの地ではないのですが、数年前に銀座であった赤塚不二夫展を見に行きました。原画がたくさんあって!原画を見るのがすごく好きなんです。修正液の跡がバーってあったり!
赤塚キャラクター列伝
赤塚キャラはまだまだいるんだじょー!
チビ太
でも本当は心やさしい男の子。トレードマークは大好物のおでん!
めげないたくましさがいい
チビ太がもっている形のおでんを見たことがなかったんです。こういうおでんを1回食べてみたいなって思っていましたね。
食べたいのに…!
アニメを見ると、ああいうふうに持って食べたいと思うんですよ。だから、わざわざ、おでんをクシに刺したんです。でも、手がすごく熱くなる!やっぱり、あの持ち方はファンタジー!?
ハタ坊
口癖は「だじょー」
ハタを失ったことも!
チビ太が1回、何かの犯罪を犯して刑務所かどこかに入れられちゃうんですよ。刑を終えて出てきたときにハタ坊のハタがなくて、「ハタはどうしたんだ?」ってハタ坊に聞いたんです。そしたらハタ坊が、「生活ができないから売ったじょー」って。そんな感じで頑張っているハタ坊も好きだなって。
ハタの不思議
スキー場に行って雪崩にあっちゃって、ハタ坊のハタが雪から突き出ていて助かるというエピソードの回もあるんですよ。
初めは耳の横あたりにハタがついていたんですよね。最終的に頭にリニューアルされて。オリンピックの時期だとアメリカの国旗になったりね、世界各国の国旗バージョンもあるんですよ。
初めは耳の横あたりにハタがついていたんですよね。最終的に頭にリニューアルされて。オリンピックの時期だとアメリカの国旗になったりね、世界各国の国旗バージョンもあるんですよ。
×五郎(ばつごろう)とブタ松
ア太郎のお父さんの×五郎と、義理と人情の男・ブタ松親分!
単純にいうと、ホレました!
異性を好きになる感じでホレました!2人とも好きで、選べません!
キャラクターが魅力的な理由
驚いた先生の真実
「先生、毎回こんなキャラクターいちいち考えられないでしょう?不思議なんです」って先生に言ったら、「そうだろう?売れないころから考えてたんだ」って。先生にはキャラクターが数百以上あったんじゃないでしょうか。
一面的なキャラクターはひとりもいない
人の“裏面”をすくい取っているような感じがしますよね。“こいつは恐そうだけど、実は違う一面があるんじゃないか”みたいなキャラクターが多いですよね。ココロのボスも、あんな乱暴そうな感じで小さい花を愛でたりするしね。逆の一面をどこかで見せるから、ひとつのキャラの層が厚い!
赤塚不二夫の魅力について語るのココロ
ギャグ漫画のパイオニア
ギャグ漫画は赤塚さんが出てくる前からあったのでしょうが、ギャグ漫画というジャンルを確立させたのは赤塚先生!
元気をくれる
作品全部が熱くて、すごく元気があるキャラクターがたくさん出ているんですよね。日本のモヤっとした感じを元気にする漫画。ものすごく大好きです。
読む・見る パワースポット
漫画を読んだりアニメを見ると、すごく元気が出てくるんですよ。
これでいいのだ魂
テレビではやりませんが、アニメや映画の映像を使って漫才をよくするんですよ。ア太郎が岡田、でこっぱちが僕っていう設定で、もーれつア太郎の映像を使って漫才をさせてほしいとお願いしたら、赤塚先生の娘さんが快く使わせてくださいまして。面白かったらなんでもいいんだという“これでいいのだ魂”が、ご家族の中でもあったのかなと。
ずっと考えていた「これでいいのだ」
「これでいいのだ」って、何か努力して挫折した後とか、成功した後、人生の最後の言葉としても“人のココロを救う言葉”なんだなと思ったね。
時代を超えた
10代くらいの若い人たちが、本気で赤塚漫画を面白がってはまっている感じが伝わってきたのはすごいなと思いました。ギャグの鮮度がすばらしかったんだなと、改めて思いましたね。
最終的には赤塚さんへの興味に
いろんなキャラクターや作品ももちろん魅力的なのですが、そこから見えてくる赤塚さんという存在を知りたくなっちゃいました。
最後は名言で
知らないキャラクターが出てくるたびに、あーこれ見たい!これ読みたい!って、これだけは忘れないぞ!って思っていたのですが、いっぱいありすぎて、『忘れようとしても思い出せなくなってしまいました!』