[エルピーダメモリ破綻:管財人に社長選任 東京地裁、更生手続き開始決定]
東京地裁は23日、会社更生法適用を申請した半導体大手エルピーダメモリの更生手続き開始を決定し、会社の財産や業務を管理する管財人に坂本幸雄社長らを選任した。
現経営陣が引き続き経営を担う「DIP型」の手続きとなる。同社は5月ごろをめどにスポンサー企業を選び、8月21日までに東京地裁に更生計画案を提出する。ただ、事前調整もなく突然の破綻に至った同社に対して、取引銀行の不信感は根強い。スポンサー選定が難航すれば手元の運転資金が尽きる恐れもあり、再建は綱渡りになりそうだ。
※ふざけた話しである。エルピーダは国内唯一の半導体DRAMを生産している会社で、日立製作所と日本電気のDRAM事業部門の統合により設立されたNEC日立メモリが前身である。
社長の坂本幸雄は、赤字つづきだった事業を好転させたやり手として各地で講演に引っ張りだこであったが疑問である。当初赤字だったエルピーダは決して黒字に転換などしていなかったのだ。赤字のマイナスをプラマイゼロ≠ノひきあげるのが精一杯というところだったのだ。
しかも、エルピーダの失敗は将来的に飛躍的な需要が見込めないパソコンなどのDRAMに限った生産に特化していたので先細りは目に見えていたはずである。韓国などの半導体メーカーはDRAMとともに携帯電話などのフラッシュメモリを同時に生産していたのである。
このような、世界的な常識すら取り入れることの出来なかった坂本氏が更生の責任者となることも不可解である。坂本氏は取引銀行から相殺を避けるために250億円の預金を取り崩し、それまで取引の無かったりそな銀行に口座を開いた後に会社更生法を申請したのである。
これって詐欺≠ノ近くないか。
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