福島第1原発:通行許可証偽造の疑いも 警戒区域立ち入り

2012年1月27日 1時48分 更新:1月27日 2時2分

 東京電力福島第1原発事故に伴う警戒区域内に撮影目的で無許可立ち入りしたとして、外国人フリーカメラマンら男5人が書類送検された事件で、5人のうちフランス人2人(31、26歳)は通行許可証を偽造した偽造有印私文書行使容疑でも送検されていたことが、福島県警双葉署の発表で26日分かった。

 送検容疑は、2人が原発作業員用の暫定通行許可証をスキャナーとパソコンで加工して偽造し、検問を通り抜けたとしている。区域内で撮影中に署員に職務質問され発覚したという。

 警戒区域へ通じる道路には警察官が検問を実施していない場所もある。同署によると、住民らの無許可立ち入りもこれまでに100件以上確認したが、検挙はしていなかった。「自分の家を見たい」などの動機だったため、人道的見地から「顚末(てんまつ)書」を書かせることにとどめていたという。【泉谷由梨子】

top
文字サイズ変更
このエントリーをはてなブックマークに追加
Check
この記事を印刷

PR情報

スポンサーサイト検索

アーカイブ一覧

 

おすすめ情報

注目ブランド

特集企画

中小企業の皆さま必見! KDDIスマートバリューfor Business

4月1日サービス開始 最大2年間月額1480円割引!

コスト削減でビジネス拡大を支援

東海大学:東日本大震災から1年。地震はいつ来るのか。

難しいといわれる地震予知に挑む、

地震予知研究センター長、長尾教授に聞く。

知ってほしい 岩手・宮城のガレキのいま ~1日も早い復興を目指して~ 写真展

岩手県・宮城県に残る災害廃棄物の現状とそこで暮らす人々のいまを伝える写真展を開催中。