大飯原発:IAEA調査団が視察 ストレステスト評価で

2012年1月26日 11時30分 更新:1月26日 15時26分

大飯原発の非常用発電装置の起動訓練を視察するIAEA調査団=福井県おおい町で2012年1月26日午前11時27分、望月亮一撮影
大飯原発の非常用発電装置の起動訓練を視察するIAEA調査団=福井県おおい町で2012年1月26日午前11時27分、望月亮一撮影

 原発の安全評価(ストレステスト)の手法の妥当性を評価するため来日している国際原子力機関(IAEA)の調査団が26日午前、福井県おおい町の関西電力大飯原発の視察を始めた。

 定期検査で停止中の原発の再稼働には、ストレステストで安全性が確認される必要がある。同原発3、4号機のストレステストの報告内容は、経済産業省原子力安全・保安院が全国で最初に妥当と判断している。

 調査団は、IAEA原子力施設安全部長のジェームズ・ライオンズ団長ら10人。団長はあいさつで「どのような改善策がなされたか見たい。興味深い対話ができることを期待する」と述べた。視察は、福島第1原発事故後に設置された非常用発電装置の起動や、可搬式ポンプを使って海水を復水ピットに注入する訓練などが対象。

 調査団は31日までに報告書をまとめる。その後、内閣府原子力安全委員会が保安院の判断の妥当性を検討。再稼働の可否は、野田佳彦首相らが地元の同意を得ながら判断する。【松野和生】

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