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« 【盲導犬アトム号失踪】 なぜ?表面化しない後処理! | メイン | 西日本新聞 / 「盲導犬虐待」ネット暴走! »

2012/02/21

【盲導犬アトム号】 某愛護団体の妄動は時を越えて! by I. H.

Koinu
▲「ペイント」でシコシコと書いたものです。

 長崎ライフオブアニマルらが公開した盲導犬アトム号の写真が YouTube 上に動画となって公開されました。この件で改めて一文を書くことはしません。その代わり、これまでに公開した一連のそれから関連箇所を抜粋・再録します。 
 
1、2012/02/03「長崎発:盲導犬ユーザ糾弾にみる事実と真実」より。
 

  
 それはさておき、私は、繰り返し告発者には4つのすべしが求められると指摘してきた。

  
1、事実と真実との違いをはっきりと認識すべし。
2、関係者の人権と心情に配慮すべし。
3、情報発信が他者に及ぼす影響も検討(考慮)すべし。
4、時を越えて、場を越えて生き続ける写真の公開は慎重にすべし。

・・・・・

 写真は、前後の関係を切り捨てた一瞬の切り取りに過ぎない。決して、事象の全体像を反映している訳ではない。それなのに、写されている事象に対する印象を2000字を越える長文の記事以上に与える一種の化け物である。写真そのものには、つらつらとした説明が書かれている訳ではない。それゆえに、写真は人々に様々な印象を与え、種々の解釈を生む。<これって、どういうこと?>から<これこそ、正に虐待の存在を示す証拠>まで、その解釈は見る側の知見の差で十人十色。写真のかかる特性を利用すれば、風評を真実に仕立て上げる道具として悪用できる。盲導犬ユーザに対するバッシングを組織する武器としても活用できる。これをやるかどうかは、情報発信者の倫理性いかんである。
  
 

<エセ告発者は、写真の公開をもってルビコン川を渡った>  

 たかが、歩きながら排尿している盲導犬の姿。されど、歩きながら排尿している盲導犬の姿。この公開された写真は、必ずや、時を越えて、場を越えて生き続けるであろう。すなわち、かかる写真の公開によって、一地方の一盲導犬に関する出来ごとは、全国で活動する盲導犬育成組織、その関係者、多くの盲導犬の今と未来とに関するものへと変質したのである。九州の一地方の出来ごとを告発するための写真は、公開されたその瞬間から、全国の盲導犬の今と未来とに影響を及ぼす写真と化したのである。エセ告発者は、写真の公開をもってルビコン川を渡ったのである。ルビコン川を渡り切ったエセ告発者は、もはや、一盲導犬の境遇を憂う動物愛護者ではなくなったのである。ここにこそ、私が、にせの告発者を名指しで告発する至った理由がある。

2、2012/02/08「長崎:盲導犬アトム号ユーザ糾弾事案に関する休筆宣言!」より。

 問題の写真は、盲導犬ユーザを裁くという目的をもって解釈すべきではなかろう。盲導犬協会による歩行指導、現状点検の一場面と率直に理解すべきだと思う。「後退現象はいつでも発生する」という強い問題意識が背景にあるが故の歩行指導、現状点検という理解以外の何があるというのか?「協会スタッフの怠慢の証左」と悪意をもって理解するのは、私には理解しがたい。余りにも恣意的な解釈である。盲導犬協会の歩行指導、現状点検は、盲導犬と盲導犬ユーザの生命そのものに直結したもの。そのことを意識した取組み(Plan ⇒ Do ⇒ Check ⇒ Action のサイクル)の詳細な実態を知らずして、軽々に各自の物差しのみで悪意ある結論を出すべきではない。

3、2012/02/11「【盲導犬アトム号の真実】歪曲と錯誤を正す声が全国へ!」より。

>ヘーッ!なーんだ、そういうことだったのか?
>これじゃー、ネットで言われていることは全くのこじつけだなー!


(1)問題の写真は、盲導犬ユーザの歩行崩壊を示す決定的な証拠ではなかった。
(2)それは、単に、盲導犬アトム号の排泄の特徴を示すものでしかなかった。
(3)加えて、盲導犬アトム号の盲導犬としての資質の後退を示すものでもなかった。
(4)正に、九州盲導犬協会の厳しい歩行指導・点検を裏付ける写真そのものだった。


 長崎ライフオブアニマルが「ドヤ顔」でネット上に公開した写真は、もはや、盲導犬ユーザを「盲導犬を引っ張り歩く老人」と糾弾する武器ではなくなった。九州盲導犬協会の怠慢を指弾する道具でもなくなった。つまり、長崎ライフオブアニマルが強行した正義も大義もないネット上の公開裁判を正当化する根拠ではなくなった。

◇     ◇     ◇

 長崎ライフオブアニマルが軽々に公開した盲導犬アトム号の写真は、今や、時を越え場を越える存在として一人歩きを始めました。

※妄動(もうどう)=無分別に事を起こすこと。理非をわきまえない行動。

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