現在位置:
  1. 朝日新聞デジタル
  2. ニュース
  3. 国際
  4. アジア
  5. 記事
2012年3月24日13時11分

印刷印刷用画面を開く

mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

インドの原発、反対住民500人逮捕 政府批判の集会中

関連トピックス

 インド南部タミルナド州クダンクラムで23日、民生用原発の運転開始に反対する住民ら約500人が地元警察に逮捕された。PTI通信が伝えた。反対運動を力で抑えるインド当局の意向が鮮明になった。

 クダンクラム原発は2004年末のインド洋津波で被災したインド最南端の沿岸部にロシアの支援でつくられ、昨年12月に商業運転を開始する予定だった。しかし、東京電力福島第一原発事故をきっかけに反対運動が激化。作業員らの原発への立ち入りを村人が阻み、原発内では稼働前の最終段階の作業ができない状態が続いていた。

 警察権を持つ州政府は当初、原発を恐れる地元世論に同情的だったが、中央政府の再三の要請を受け、19日に運転開始を認める方針に転換。地元裁判所は原発周辺で5人以上による集会を禁じる命令を出した。反対運動の指導者らが当局を批判する集会を開き、デモ行進しようとしたところ、一斉に逮捕されたという。

購読されている方は、続きをご覧いただけます

PR情報
検索フォーム

おすすめリンク

あらためて防災グッズの重要性を実感した人は多いのではないだろうか

これから10年間にわたり大国・中国のかじ取りを行う習とは一体何者なのか─。習近平訪米を分析。

鳩山政権で停滞した日米間の最大の懸案をめぐる協議の糸口ができた背景には何があったのか。


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内 事業・サービス紹介
  • 中国特集