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岡山一成が語るACL必勝法(3月6日)
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【サッカー】柏木は2年半ぶり2発 浦和、今季初の連勝2012年3月25日 紙面から ◇J1第3節 第1日 浦和2−1札幌クロスを強弾でぶち抜き、約18メートルのFKを技ありで沈めた。雪の舞う銀世界から遮断された札幌ドームで、浦和のMF柏木が得意の左足で1試合2発を決めた。広島時代の09年9月横浜M戦(広島ビ)以来、約2年半ぶりの「マルチ」。孝行息子が活躍したシーソーゲームの後、ペトロビッチ監督も冗舌だった。 「きれいなゴールを2点も決めてくれた。次、陽介(柏木)が点を取るまで、長い間待つことがなければいいがね」 追いつき、追い越したが、何よりも前半ロスタイムの劇弾でチームの心的負担がグッと軽くなった。平川の右クロスにファーサイドへ走り込んだ柏木は、マーカーの高木が勢い良くカットしようと前へ出ると、「(クロスが頭を)越えると思ったので」と、小刻みにバックステップ。その判断がすべてだった。あとは冷静にトラップ、GK李の動きを見極めて思い切りたたき込むだけだった。 そして、後半18分にもう1発。ゴール前右で絶好のFKを得ると、阿部、槙野との“密談”でキッカーを志願。阿部が球をセットし直そうとした瞬間、いきなり柏木が左足を振った。「手を蹴られなくて良かった」と阿部が笑って振り返るほどの“神業”だった。 チーム再建の重責を真っ向から受け止め、柏木は「チームを信じて勝てたのは大きい。いま、大きな光になってきている」。今季初の連勝&敵地勝利。レッズ変革の序章は、柏木の左足で幕を開けた。 (松岡祐司) PR情報
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