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【プロ野球】

ベイ熱いぜ!! 4投手1安打完封リレー

2012年3月25日 紙面から

◇DeNA 2−0 巨人

 DeNAは開幕投手の高崎が2イニング無失点。国吉は3イニング無失点と順調さを示した。小池が2安打を放った。巨人の内海は2イニング2失点で開幕戦へ立ち上がりの課題を残した。沢村は3イニング、杉内は2イニングを無失点。打線は1安打と低調だった。

    ◇

 昨年まで横浜にいた村田が遊飛に倒れる。DeNAの勝利が決まると、ハマスタがどっと沸きあがった。4投手が巨人打線を1安打に封じ、オープン戦5度目の完封勝ち。中畑監督は意気揚々と選手たちを迎えた。

 「試合を任せられる3投手(高崎、国吉、山本)が頑張った。どこかでやられてもいいかな、記録をつくったらどうしようかと思っていた。(ヒットを打った)矢野君、よく打った。なんちゃって」

 中畑監督が余裕のジョークを飛ばした。3番手・山本が8回1死から矢野に中前打を打たれていなければ、4投手の継投で無安打無得点。昨季の公式戦で3・87と12球団最悪のチーム防御率だったDeNA投手陣が、今季オープン戦防御率1・83で首位に立つ大変身だ。

 先発の高崎は開幕投手に指名されたばかり。20日に中畑監督に呼ばれると「ファームに落とすぞ」と冗談を言われてあぜん。すぐに「開幕投手だ。一年、軸として頑張ってくれ」と告げられた。この日は最速147キロの速球で攻め、30日の阪神戦(京セラドーム大阪)へ万全だ。

 2番手で3イニング無失点の国吉は、4試合18イニングを無失点。最速149キロの直球とキャンプで覚えたフォークが切れた。「フォークで狙って三振を取れた。野手の方に助けていただいた」。試合後、中畑監督に4月3日の中日との地元開幕戦先発を告げられ、やる気満々だ。

 投手陣がそろって好調。友利投手コーチの指導のもと、打者に向かっていく姿勢とキャンプでの走り込み、さらに投げ込んだ成果が出ている。「陸上部みたいに走っていたからね。勝ち癖は公式戦でもつけないとね」と中畑監督。25日のオリックス戦も勝てば、オープン戦を首位で終える可能性がある。 (後藤慎一)

 ▽DeNA・友利投手コーチ(5度目の無失点勝利に)「結果が出てうれしいが、続くとは絶対に思わない。長いシーズン、楽観視はしていない」

 

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