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国際
北、新ミサイル基地「東倉里」とは 燃料注入捕捉、米韓軍の空襲 困難
2012.3.25 08:11
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違いは大きさだけではない。最大の特徴の一つが、燃料供給装置が地下にあることだ。このため燃料注入が始まっても、偵察衛星では捕捉できない。さらに燃料注入などが自動化され、短時間での発射が可能になったとみられている。
また韓国メディアは、管制センターなどの電子化された最新施設を備え、「米ケネディ宇宙センターに似ている」と報じている。
地理的な利点もある。韓国紙は、韓国情報筋の話として、東倉里基地について(1)中国との国境に近く、有事に米韓軍が空襲することは困難(2)寧辺(ニョンビョン)の核施設から70キロと近いため、寧辺で核弾頭が完成した場合、運搬時間と労力を短縮できる-などの利点を指摘。日本の軍事専門家も「地形上、北朝鮮からのレーダー追跡が比較的容易な位置にある」と分析している。
ソウルからの報道によると、北朝鮮はすでに、列車などを使ってミサイルの本体とみられる物体を東倉里基地に搬入したという。北朝鮮外務省報道官は23日、打ち上げ準備作業が「本格的な実動段階に入った」との談話を発表している。
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