被災地でアンパンマン列車出発　期間限定で運行

　東日本大震災で被災した子どもたちを元気づけようと、絵本やアニメで人気のアンパンマンのキャラクターを車両に描いた期間限定のイベント列車が２４日、宮城県石巻市のＪＲ石巻線石巻駅を出発、仙台駅に向かった。

　出発式で駅構内にアンパンマンが登場すると、子どもたちから歓声が上がった。震災で祖父の家が半壊したという宮城県大崎市の高橋美衣奈ちゃん（４）は「キャラクターがかわいい。どきどきする」と目を輝かせた。母の主婦ひろ江さん（２６）は「被災地での運行はありがたい。親子でいい思い出になる」と話した。

　ＪＲ四国などが企画。宮城県内では３３６人が２４日から４月１５日まで７回に分かれて乗車する。