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お台場から土1キロ当たり1万ベクレル超の衝撃- ゲンダイネット(2012年3月19日10時00分)

  東京・お台場でショッキングな数値が出た。海浜公園駅前に立つ街路樹の植え込みの土壌から、1キロ当たり1万ベクレルを超える高濃度の放射性セシウムが検出されたのだ。

  足立区や江戸川区など首都圏東部は「ホットスポット」地域として知られているが、植え込みとはいえ、観光地のお台場で検出されたことは衝撃的だ。

  日本共産党都議団が3月2日から4日にかけて、住民の要望が高かった足立区や江戸川区など5区15カ所を調査し、15日明らかにした。調査は地表約1センチの土壌を3日間採取し、ドイツ製の測定器で放射性セシウムの濃度を測定、平均値を出した。

  その結果が記事末尾の一覧なのだが、お台場以外にも1万ベクレルを超えたところが4カ所あった。最高は江戸川土手の民家側で2万700ベクレル。国が放射性廃棄物を直轄処理する基準として設けた「8000ベクレル」を3倍近く上回っている。

  土手のすべてが高濃度汚染されているわけではないだろうが、土手沿いには民家や幼稚園、病院などが立ち並ぶ。当然、誰でも自由に出入りができるし、子供たちの散歩コースにもなっている。

  共産党都議で元看護師の、かち佳代子氏はこう言う。

 「これまでは都内東部地域が高濃度の汚染といわれていたが、お台場で衝撃数値が出たことで、都内の一定に広がっていると見ていいでしょう。区や市は独自の調査をし、対策を練っているが、都は何もしていません。都立の学校や公園で詳細な調査をし、一日も早く取り除くべきです」

  石原知事はやれ新党だ、国政だとわめいていないで、都民の健康と安心のために汗をかくべきだ。

 

 【放射性物質濃度の調査結果】(ベクレル/キロ)

 ◆足立区/東綾瀬公園/雨水マス口周辺の土壌/12400

 ◆江戸川区/江戸川土手下部/民家側/20700

 ◆江戸川区/江戸川土手下部/河川敷側/13700

 ◆江戸川区/江戸川土手下部/河川敷側駐車場/12500

 ◆港区/お台場/街路樹の植え込み内の土壌/10600

 (日刊ゲンダイ2012年3月16日掲載)

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