つなぐ 希望の木
災難を乗り越えてきた木々を、都内に訪ねた。
【政治】がれき 愛知受け入れへ 火力敷地に施設検討東日本大震災で発生したがれきの広域処理で、愛知県は受け入れに向けて、中部電力の火力発電所敷地内に自前で処理施設をつくる方向で最終調整に入った。中電は週明けにも結論を出す見通し。中電の協力が得られれば、県は地元自治体や住民に理解を求める。法的な手続きに時間がかかるため、受け入れ開始時期は不透明だ。 候補地は中電碧南火力発電所(愛知県碧南市)で、埋め立て地も含めた敷地面積は二百八万平方メートル。 関係者によると、県が碧南火力の敷地の一部を借り、がれきの焼却炉と、焼却灰を埋める最終処分場を整備することを検討。大村秀章知事が中電幹部に要請を繰り返してきた。 国は二〇一四年三月末までに被災地のがれき処理を終える計画だが、焼却、埋め立て施設の整備には、工事だけでなく許認可などの法的手続きにも長い時間がかかる。県は受け入れをできる限り早期に始めたい考えで、整備にかかわる特例措置を求めて国と協議を始める。環境影響評価などは規模によっては一年以上かかる場合もあり、協議が難航すれば、受け入れが進まない可能性も残る。 震災のがれき処理をめぐって愛知県は昨年四月、大村知事が県内での受け入れを表明したが、放射能汚染への不安が広がったことで動きが進まず、処理の安全性を環境省に問い合わせる状態が続いていた。処理施設をもつ県内市町村で、受け入れ姿勢を明かした自治体はない。 このため県は、施設を自前で整備することを検討。知事が水面下で、受け入れに協力的で、所有地に余裕がある企業を探していた。 県は、処理施設の安全性を地元に理解してもらうために、試験焼却時には放射性物質の濃度を測ってデータを公表する。埋め立て地から出る汚水のモニタリングも行う。 PR情報
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