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EU 日本の輸入規制から酒類除外3月24日 9時23分
EU=ヨーロッパ連合は23日、東京電力福島第一原子力発電所の事故以来続けている日本からの食品の輸入規制のうち、日本酒など酒類については、規制の対象から除外することを決めました。
EUは、福島第一原発の事故以来、日本から輸入される食品について、放射性物質の検査を義務づけるなど、規制措置を続けています。
このうち、日本酒やウイスキー、それに焼酎といった酒類について、EUは23日、これまでの検査の結果、基準値を超える放射性物質は検出されていないとして、規制の対象から除外することを決めました。
これにより、酒類は、輸出前に義務づけられていた放射性物質の基準値を超えていないという証明書の添付がいらなくなり、EU域内に入る際に行われていた抜き打ち検査の対象からも外されることになります。
ただ、EUは、酒類以外の食品については、ことし10月末まで規制措置を続けるとしており、日本政府としては、規制の完全解除に向けて、EUへの働きかけを強める方針です。
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