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福島 畜産農家に輸入干し草を支給
3月24日 13時21分

福島 畜産農家に輸入干し草を支給
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来月から牛の餌に含まれる放射性物質の安全基準が厳しくなるのに合わせ、畜産が盛んな福島県鮫川村では、輸入した干し草を村が一括して買い上げて農家に支給する独自の取り組みを始めました。

牛に与える餌に含まれる放射性物質の安全基準は、繁殖用のほか、搾乳したり、肉にしたりする牛について来月から厳しくなります。
畜産が盛んな鮫川村では牧草に含まれる放射性物質を測ったところ、ほとんどの牧草地の草が基準を超えることが分かり、村内の牧草を餌として与えることができない状態になっていました。
このため村は外国から輸入した干し草を一括して買い上げて農家に支給する支援を始めました。
初日の24日は、アメリカの干し草が村に到着し、20戸の畜産農家がそれぞれのトラックに積み込んでいました。
干し草を受け取りに来た71歳の男性は「村の取り組みはありがたいです」と話していました。
村はことしいっぱいは支給を行いたいとしています。
大楽勝弘村長は「村の牧草を食べさせることができず、負担をかけるが手伝いをしていきたい。来年度には、食べさせられるように頑張りたい」と話しています。

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