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愛知県知事 がれき施設整備表明3月24日 22時39分
東日本大震災で出たがれきの受け入れを進めるため、愛知県の大村知事は知多市にある産業廃棄物処分場の跡地に、施設を新たに整備する考えを正式に表明しました。
大村知事は24日の記者会見で、知多市にある県の産業廃棄物処分場の跡地、およそ56ヘクタールのうち、23ヘクタール余りを対象にがれきの仮置き場や焼却施設、それに最終処分場などを新たに整備する考えを正式に表明しました。
大村知事の24日の記者会見で「検討を重ねた結果、臨海部にある産業廃棄物処分場を活用するのが早いと考えた。臨海部に大規模な処分場を持っているのは、産業県・愛知の特色で、持っている資源を最大に生かし復興に役立たせていきたい。県独自の放射性物質の安全基準を設け、計画の概略がまとまった段階で、知多市に説明したい」と述べました。
一方、大村知事は「愛知県がみずから施設の整備を決めたのに、なぜ国はできないのか。東北には国有林が多くあり、政治が決断して愛知県と同様の施設を東北につくるべきだ」と述べ、がれきの処理を巡る国の対応を批判しました。
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