放射能防御プロジェクト 木下黄太のブログ  「福島第一原発を考えます」

福島第一原発事故について考え続け、放射能防御プロジェクトを進めます。

被曝した人は被曝させたい心理構造にあるため、ガレキの広域拡散を推進。結果は「日本終了」です。

2012-03-24 23:55:25 | 福島第一原発

 ウクライナやベラルーシで患者を見ている人からよく聞く話ですが、「俺も被曝したから、あんたも被曝しろ」という文言を良く吐くそうです。その言葉に何か深い意味があったり、論理的な構造があったりもしないそうです。なんとなく、自分が被曝したのだから、他の人間にも被曝させたいという構図です。こうした、心理構造に被曝した人々はおちいりやすいようです。放射性物質が脳に影響を与えているためなのか、被曝という目に見えないけれども、気持ちの悪い体験をして、今後に不安を抱えている場合、そうした経験を他の人に共有させることで、自分の心理安定をもくろんでいるのでしょうか、よくわかりません。ただし省庁の担当者達は数百Bq/kgレベルを安全と判断している言説を平気で言うことなど、放射性物質の本質的な危険を、認識しないようにあえてする心理抑制が働いている感じがしています。そうした中で進められる広域のガレキ拡散は、論理的な必要性はほとんどありません。大半のガレキは処理可能で、20パーセント程度のガレキを全国各地で広域処理させることに拘っていて(現実の必要性はおそらくないです)、拘れば拘るほど、放射性物質が間違いなく拡散するという基本的な現実さえも認めることができない泥沼に、この国の政治家、官僚、マスコミは陥っています

 もちろん、事は産業廃棄物の世界の出来事ですから、「利権」というえさが必ずぶら下がってきます。心理的におかしな構造にある中で、利権という動機のある人々はかまわずに動き始めます。

 マスコミの動機はもっとはっきりいえます。「偽善」です。まず放射性物質の危険を認めると、やはりこれまでの自分達の報道とつじつまが合わなくなるため、放射性物質の危険を言いたくないという構図にあります。もちろん、東京の大新聞やキイ局の人間達は、「他人事」で報じていた内容が、実は自分達自身にも被害が被る構図を踏まえています。放射性物質の危険を考えない場合、「ガレキで東北の人が困っている」→「東北の人を救うためにガレキを全国処理」という主張をすることで、一見善人面を装うことができます。元々、放射性物質の危険を隠蔽している感覚の中で、この主張によりそうことは、さも自分が正しいことをしているような錯覚にはまります。この錯覚は、マスコミ人にとって心地よいものです。良いことをした気になって、満足しているのです。「偽善」です。これが広域拡散によって、放射性物質の被害が全国に拡大する場合のきっかけをマスコミが作ることとなります。偽善が死を招きます。

日本は戦前もこんな風だったんだろうなと僕は思っています。軍部のせいにしていましたが、実際はそれのみならず、政治も行政も、さらにマスコミが悪乗りして共謀共同正犯的な構図、しかも「偽善者」としての振る舞いを続けることで、祖国を滅亡の間際まで追い込みました。

今回の状況も同じです。愚かな田舎の自治体が、金と評判に目がくらんで、だまされていきます。結果は悲惨です。

このままだと日本は本質的に「終了」します。

貴女は「偽善者」になりますか?日本を終了させる側に組しますか?

 

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四国にはガレキを止めるために話をしにいきます。ほとんどの目的は、それです。

 

 木下黄太講演会 in 四国(3/28愛媛・3/30香川・3/31高知・4/1徳島)

 

  
<愛媛>
日 時:2012年3月28日(水) 18:30〜20:30
定 員:140名
場 所:コムズ松山 5F大会議室 http://www.coms.or.jp/access/index.htm 
参加費:前売り予約 800円、当日1,000円 (高校生以下無料)
託 児:有、予約制、定員有 一人200円
主 催:木下黄太講演会実行委員会
共 催:子どもたちの未来を放射能から守る愛媛の会・ごみを考えるネットワークえひめ
    原発さよなら四国ネットワーク・シングルマザー交流会
申込&問い合わせ 090-3788-4467/okierakanon@ybb.ne.jp(野中)

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<香川>
日 時:3月30日(金)18:30〜20:30
場 所:アイパル香川3F大会議室 http://www.i-pal.or.jp/what/
定 員:130名
参加費:800円 高校生以下無料 メール予約 ttsanuki2012@gmail.com
    託児予約:1人200円、2人以上で300円 申込締切3月27日
問い合わせ・予約 090-6884-6894(松下) 託児申込 080-5544-2369(井上)
主催:トランジションタウンさぬき

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<高知>
日 時:3月31日(土) 14:00〜16:00(講演の前後に「チェルノブイリハート」上映)
場 所:高知大学朝倉キャンパス 共通教育2号館222教室
    http://www.kochi-u.ac.jp/JA/m/c-asakura.html
定 員:290名
参加費:前売り1000円(当日1300円)学生500円、中学生以下無料
    チケット販売:高新プレイガイド、県立美術館、高知大学生協
    チケット予約:http://kokucheese.com/event/index/27895/ 
託児予約:満1歳以上/子ども1人につき300円/人数制限あり(予約締切3月26日)
*お子様の人数、年齢(月齢)、ご連絡先をご記入のうえお申し込みください。
チケット・託児予約:rainbowtosa@gmail.com
主催:3.11をうけて高知へ避難・移住してきた母の会「虹色くじら」〜save kids kochi〜

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<徳島>
日 時:4月1日(日) 13:30〜16:00
場 所:あわぎんホール(郷土文化会館)4F大会議室 http://www.kyoubun.or.jp/
参加費:前売り500円(当日600円)大学生以下無料(学生証提示必要)
    前売りチケット取扱店:平惣全店、小山助学館徳島駅前店、O-ba'sh crust、可否庵
    メール受付(当日料金)・問い合わせ⇒ info@panda.eek.jp
託 児:要予約、2歳以上
1人300円先着15人(申込締切3月25日)
 

 

 

 

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キーワード
放射性物質 チェルノブイリハート あわぎんホール 郷土文化会館 トランジション 実行委員会 産業廃棄物 共謀共同正犯 ベラルーシ シングルマザー
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