棒の法則
ニュートン力学は、すでに400年以上の検証を受け、もう間違いと指摘できる部分などないと思っておられるでしょうが、一箇所見つけてしまいました。
こまの才差運動の説明の部分です。この説明で、才差運動の遠心力によるモーメントが抜けているのです。
つまり、物理の教科書の説明では
dL=hsinθmg
としてこの式を解いているのですが、実際には
dL=hsinθmg+hcosθmhsinθΩ2
を解かなければなりません。これを6年かけて解いたわけです。なぜ6年もかかってこの式を解こうとしたのか? 一方向力場に於けるこまの挙動を完全に解明できれば、逆にこまを用いて一方向力を発生させられるのではないか と考えたからです。
残念ながら こまの才差運動とそのこまが一方向力場に置かれていることは、全く何の関係も無い と結論が出ました。才差運動の答をここに書くと、いろいろと支障があるので、ここには書きません。が、才差運動の答を知っていると、いろいろと気が付くことがありますので、それについて書きます。
2005年4月25日 今から5年ほど前になります。歯の痛みに耐えられず、朝一で歯医者に行きました。虫歯になった親知らずを速攻で抜かれ、11時頃部屋に戻りテレビをつけると、電車が脱線したニュースが流れていました。痛み止めを飲みボーとした頭で、ただボーとテレビを見ていました。
電車はなぜ脱線したのか?
尼崎の手前 300Rに入ったところで急制動をかけたらしい。
電車一両あたりの重量は約25t。これが300Rを走行していた。
つまり、重さ25t 直径600m の巨大なこまが回転していたのと同じことになります。
ゆえに、電車には巨大なこまとしての角運動量L1 が有ったことになる。
この巨大なこまに急制動をかけた事により、角運動量はL1→L2となります。
その際、減衰モーメントdLが発生します。
発生した減衰モーメントdLは、電車の重心に作用します。
dLは偶力として電車の車輪に作用し、前輪を外側に、後輪を内側に押す力として作用します。
実際に計算していないので、減衰モーメントが脱線にどの程度影響したのか解かりませんが、たぶん遠心力と同じ桁程度の力として作用したのではないでしょうか?
カーブに於いて制動をかけた場合の減衰モーメントは、ほとんど考慮されていませんが、これを経験上知っている人たちがいます。いわゆるドリフト族と呼ばれる人たちです。
右カーブに於いて急制動をかけると、車体はカーブの外に向きます。逆に、急加速をかけると車体はカーブの内側に向きます。
左カーブに於いても同様に、急制動をかけると、車体はカーブの外に向き、急加速をかけると、車体はカーブの内側に向きます。
「笑っていいとも」が終わると、教育放送以外すべてのチャンネルが特別番組になりました。ボーとした頭でただボーとテレビを見ていました。歯を抜いたときの麻酔が切れてきたのか徐々に痛みがひどくなっていくような気がしていました。
電車はなぜ脱線したのか?
遠心力・ドリフト以外に要因はないか?
巨大な こま です。
巨大なこまを地球の赤道上に置くとどうなるでしょうか?
地球の自転により、巨大なこまにはdLが発生し、極に向かって倒れようとするはずです。
別に赤道上に置かなくても、尼崎に置いても同じことです。
地球の自転の角速度の影響を受けるのであれば、公転の角速度の影響も受けるはずです。
自転・公転の合成角速度は深夜12時に最大となり、昼12時に最小となります。
脱線事故は、自転・公転の合成角速度が最大となる深夜12時ではなく、午前9時過ぎに起きています。
自転・公転の合成角速度の影響は受けていなかったのでしょうか?(こまがまだ小さすぎるのでしょうか?)
それとも、午前9時過ぎに何か特別な意味が有ったのでしょうか?
太陽系は銀河系の縁に有り、銀河系は約2億5千万年の周期で自転しています。
その銀河系は銀河団の中に有り、銀河団の周りを公転しています。(銀河団の自転)
銀河団は超銀河団の中に有り…・
そのような構造が、現在6層ほど確認されているようです。
午前9時過ぎに何か特別な意味が有るとすれば、尼崎における地球の自転角速度の方向と太陽系の絶対合成角速度の方向が一致したとは考えられないでしょうか?
とすれば、脱線事故は4月25日午前9時過ぎ 尼崎の300Rで急制動をかけた電車だけに特異的に起きる現象だったのでしょうか?
と、ここまで考えたとき、頭の中で電車よりはるかに巨大な物がクルクル回りはじめました。
地球 と 太陽
地球が太陽の周りを公転すれば、地球と太陽の重心に角運動量L1が存在することになります。
地球と太陽の重心は、ほとんど太陽の重心と一致するのでしょうが、解かりやすいように描くと
この角運動量L1に太陽系絶対合成角速度ωsが作用するとdL1が発生します。
発生したdL1は、地球と太陽の重心に作用し、地球の軌道面を傾けようとするはずです。
太陽系の各惑星と太陽との慣性モーメント Ipは
Ip=Σ m・r2
= ms・rs2 + mp・rp2 (太陽項+惑星項)
太陽項が非常に巨大な項となるため、各惑星と太陽との慣性モーメントは各惑星により微妙に異なることになります。
太陽系の各惑星と太陽との角運動量をLp 各惑星の公転角速度をωp とすると
Lp=Ip・ωp
Lpが大きい惑星ほどdLも大きくなり、軌道面の傾きも大きくなることになります。
各惑星の慣性モーメントIpが惑星により微妙な差であるとすると(太陽項が巨大)
公転角速度の速い惑星ほど軌道面の傾きが大きい
ことになります。各惑星の公転周期と軌道面の傾きを見てみると、なんとなく辻褄が合っているような気がします。
銀河系の自転半径・公転半径に比べれば、地球の公転半径は微小な距離と考えられます。そこで、地球の公転を無視して自転のみに注目すると、自転の角運動量L2が存在することになります。この角運動量L2に太陽系絶対合成角速度ωsが作用するとdL2が発生します。
dL2は地球の重心に作用し、地軸を傾けようとするはずです。
実際に地軸は23.4度傾いています。
惑星の軌道面が傾く運動も、地軸が傾く運動も、共に角加速度運動です。つまり徐々に加速しなければなりません。ですが、惑星の軌道面が徐々に傾いており、加速しているという話も、地軸が徐々に傾いており、加速しているという話も、聞いたことがありません。
惑星の軌道面が傾く運動は、なぜ止まってしまったのか?
地軸が傾く運動は、なぜ止まってしまったのか?
これらが説明できれば、惑星軌道面の傾き及び地軸の傾きは、太陽系絶対合成角速度ωsの作用の結果と考えて良いことになります。
太陽系絶対合成角速度ωsの最大の要素は銀河系の自転角速度ωG1と考えられます。銀河系は銀河団の中に有り、銀河団もまた自転しているはずです。(自転角速度ωG2) とゆうことは、銀河系の自転角速度ωG1は、銀河団の自転角速度ωG2に対してプラス項(加速項)として働く時期と、マイナス項(減速項)として働く時期が有ることになります。
つまり、前記の2つの運動は、銀河系の自転角速度ωG1により、約2億5千万年周期で加速された分だけ減速されることになります。宇宙には6層の構造が有るそうですが、下位の構造の自転による角速度変化は、上位の構造の自転角速度に対し、必ずプラスマイナスゼロになるはずです。ゆえに、宇宙の最上位構造が静止している(回転していない)のであれば、前記の2つの運動は、止まってしまう時期が有ってもおかしくないことになります。
古地磁気学によると数万年〜数十万年の頻度でN極とS極が反転しているそうです。(ポールシフト) 近代的天文観測が始まって数百年程度。2つの運動は止まっているのでしょうか?
最後に、地球から観測される他の銀河は、なぜ方向がばらばらなのでしょうか?
真横から見える銀河もあれば、渦が見える銀河もあります。これは、地軸の傾いていく運動とほぼ同じ説明になります。銀河の自転による角運動量Lに、その銀河の絶対合成角速度ωが作用し、角加速度dLを発生させます。dLは銀河の重心に作用し、その銀河の自転軸を傾ける作用をします。
まとめ
回転しているこま
回転しているこまの回転軸には棒が刺さっている。
よって、回転軸に関する角運動量が考慮される。
カーブを走行中の電車
カーブを走行中の電車の回転軸には棒は刺さっていない。
よって、回転軸に関する角運動量は考慮されない。
地球の自転
地球の自転軸に棒は刺さっていない。
よって、地球の自転軸に関する角運動量は考慮されない。
惑星の公転
惑星の公転軸に棒は刺さっていない。
よって、惑星の公転軸に関する角運動量は考慮されない。
地球から見える他の銀河
銀河の自転軸に棒は刺さっていない。
よって、銀河の自転軸に関する角運動量は考慮されない。
棒の法則
古典力学に於いて、回転軸に棒が刺さっていない場合は、
その回転軸に関する角運動量は考慮されない。
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