名鉄旅行記2日目前編

(戦隊ものの音楽に合わせて)東海地方に潜む“赤い悪魔”名鉄を倒そうと新年早々松阪牛の産地の近くから出動した主人公。一宮、羽島、岐阜といった岐阜県の主要な敵を倒しつつ瀬戸を倒した上で1日目が終了。このまま名鉄という大きな敵を成敗できるか、と東海地方の人々が安心しかけていたものの、主人公たちはまだ強敵“ニシハル”が潜んでいることに気づかなかった。この完全な油断モードの中“ニシハル”にやられてしまうのか?以下本編!

〜本編の前に〜
 「以下本編!」とか言っておきつつ悪いのですが、この乗りつぶし計画、大きなミスがあったんですよ。行程表通りに進むと名鉄路線全線走破!ではなく東枇杷島〜須ヶ口間が乗ってないことに。実は1日目と2日目の間に1日あったのでその時に名古屋に買い物に行くついでに名古屋〜須ヶ口間乗ってきました。その点をご了承下さい。あと、最初にも述べたとおり常滑・空港線は既に乗っているので今回はまわりません。

〜つかの間の平和〜
 実は今回は、帰宅も兼ねているのでなんとしても名古屋に21:30くらいまでには戻ってこなければなりません。ちなみに名古屋からはバスです(理由は後述)。ただ、始発で行くと名古屋で2,3時間暇になってしまうので今回は名古屋9時過ぎ着というラッシュな電車に乗ることに。

 やって来た急行は6両。座れなかったのですが津新町、津と下車客が多く津で座れました。寝ようかと思ったのですが朝早く起きたわけではなかったので寝られませんでした。で、近鉄急行は順調に進み(近鉄名古屋線で抑止食らったのは1回しかない)特に塩浜、四日市、弥富で乗車客が多く名古屋到着時には結局東京並みの混雑に。近鉄名古屋と名鉄名古屋は隣接していて連絡改札もあるので乗り換えは楽です。さあ、始めましょうか。

〜西春日井星人“ニシハル”登場〜
 まず目指すは国府。名鉄名古屋構内に入り、豊橋方面ホームに降り立つとそこには特急が。おかしい。予定ではこの後の快急に乗る予定(特急は間に合わないはず)なのに1本前の特急がなんでいるのだろう?と思ったものの名鉄名古屋の遅れは日常茶飯事だと思いその特急は見過ごすことに。特急がまだかすかに見えるとき、放送が。

「ただいま名鉄線は西春駅での人身事故により遅れております」

 なぜだ、なぜ西春で事故が起きるんだ!もう名古屋空港は県営になったのに使う人なんかいるのか!などとつまらない文句を言ってもらちがあかないのでやって来た快速急行に乗ることに。

 快速急行でもとばしますね。3500+3100系の6両だったので車内表示機に速度が出ていたのですが普通に110キロオーバー。ただ、こまめに停車をするので結構時間がかかります。途中の前後で快特の通過待ち。なんで快特に乗らないんだ!とか言われそうですが国府には快特が止まらないんですよ。理不尽。知立、東岡崎を過ぎてずいぶん田園風景が広がり、車内も閑散と。結局10分ほどの遅れを持って国府到着。

〜ニシハルは豊川を襲う〜
 なぜ10分程度の遅れなのにこんなにあわてていたかというと、国府で連絡する豊川稲荷行き電車と2分しか接続時間がなく、ここで遅れると今後の予定に影響が出るからです。結局国府到着時に電車はいなく、次の電車は10分先。それも遅れている特急の接続を受けるとのことで、かかる時間を計算し難しいと判断、さらに出発前に祖父に「無理はするな」と言われていたので素直に諦め豊橋に向かうことに。

 やって来た特急は、豊川稲荷に行く人が多いらしく国府で結構降りていったため座れました。で、小田渕、伊奈と過ぎ実質的な名鉄はここまで。知らない人に簡単な説明をしますが、名鉄は豊橋までしっかり自社で線路を持っているわけではなく、伊奈〜豊橋はJRの飯田線と線路を共有しているんですよ。下り線はJRのもの上りは名鉄のものと、形上は複線なので困ったりはしません。ただ、このおかげで名鉄は豊橋乗り入れが毎時6本までと決められており、普通は基本的に前の伊奈で折り返してしまいます。

 で、飯田線と合流し東海道線を見つつ豊橋到着。JR東海仕様なのに名鉄版の駅名表案内板人身事故を強調して撮りました)を撮り、改札へ。それにしても名鉄ってかわいそうですね。名鉄名古屋は手狭だし名鉄岐阜は一部単線があるし豊橋は競争相手の駅に乗り入れる、と主要ターミナルがすべて不便。これも“ニシハル”のせいですかね?

〜ちょっと名鉄休憩〜
 豊橋で改札を出て、ちょっとぶらっとすることに。名鉄とJR、同一構内なのに改札を出たらすぐに臨戦態勢ですね。JRが「名古屋フリーきっぷ」(だったっけ?)とでかでかと宣伝すると名鉄もこぢんまりながらも「名古屋往復〜円」と。さすがに伝統のライバルだけあってすごいですね。

 豊橋には「豊鉄(豊橋鉄道)」という路面電車が走っているらしいのでそれでも見に行こうかなと思い看板通りに進んでいくとそこには普通の電車(≠路面電車)がいました。どうやら市内線と電車線を間違えていたようです。で、電車線の方は入場料がいるそうなのでこんなみみっちい写真になってしまいました。

 その後、市内線のホームを見つけ写真を撮り、一応の目的は達成したのですごすごと撤退することに。とりあえず“ニシハル”の穴を埋めようと先に行こうと思いホームへ。努力のかいあって(努力してませんが)予定より1つ早い新快速に乗ることができました。豊橋9:55発新快速大垣行きは品川を東海道線初電で発たなければ間に合わないので何なりと座ることができました。快適快適♪ただ、そんな快適も10分くらいで終わってしまい蒲郡到着。ここからは次のページで。

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