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高レベルの放射性廃棄物はどこにあるの?

高レベル放射性廃棄物貯蔵量

 日本の電力各社では、使用済みの原子燃料を再処理するため、イギリスとフランスの再処理事業者との契約に基づき、すでに約7,100tの使用済燃料を両国に搬出済みです。(東京電力分は約1,900t)。再処理工程で発生する高レベル放射性廃棄物は、順次日本に返還され、青森県六ヶ所村にある日本原燃(株)の高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターに貯蔵されることになっています。
 海外での再処理に伴う高レベル放射性廃棄物は、今後イギリスから返還され合計約2,200本となります。なお、青森県六ヶ所村の貯蔵管理センターの貯蔵容量は現在1,440本、将来的には2,880本となる予定です。
 高レベル放射性廃棄物の最終処分施設は、2030年代~2040年代半ばの操業開始をめざして、現在準備を進められています。

単位:ガラス固化体数(体)

  本数 うち東京電力分 再処理工場 受け入れ(日本到着)
第1回返還 28本 7本 フランス 1995年4月
第2回返還 40本 10本 フランス 1997年3月
第3回返還 60本 20本 フランス 1998年3月
第4回返還 40本 0本 フランス 1999年4月
第5回返還 104本 28本 フランス 2000年2月
第6回返還 192本 60本 フランス 2001年2月
第7回返還 152本 28本 フランス 2002年1月
第8回返還 144本 28本 フランス 2003年7月
第9回返還 132本 18本 フランス 2004年3月
第10回返還 124本 0本 フランス 2005年4月
第11回返還 164本 42本 フランス 2006年3月
第12回返還 130本 20本 フランス 2007年3月
  • ※高レベル放射性廃棄物はガラスで固化され、ステンレス製容器に入れられます。この大きさは直径40cm、高さ140cmで重さは0.5tです。
    100万kWの原子力発電所を一年間運転したときに発生する使用済燃料は約20t、それを再処理したときに発生する高レベル放射性廃棄物はガラス固化体にして約25本分です。