第８４回センバツ：健大・高高、堂々と行進　開会式で気持ち新た　／群馬

　第８４回選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高野連主催）が２１日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。健大高崎と高崎は約１万８０００人の大観衆が見守る中、堂々と入場行進した。【角田直哉】
　午前９時から始まった開会式で、出場３２校の選手たちは、ＡＫＢ４８の「Ｅｖｅｒｙｄａｙ、カチューシャ」に合わせて行進。健大高崎は８番目、高崎は９番目に登場し、センバツ旗を手にした主将を先頭に力強く歩みを進めた。
　健大高崎のプラカードを持った舘野智紗子さん（２年）は野球部のマネジャー。センバツ出場決定直後に青柳博文監督に先導役として指名され「３６０度、あらゆる方向から拍手の音が響いて、楽しんで行進できた」と話した。長坂拳弥主将（３年）は「待ちに待った開幕。調子も上向きなので早く試合をやりたい」と話し、初戦を心待ちにしていた。
　一方、高崎を先導したのは佐鳥翔平さん（同）が務めた。ベンチ入りは果たせなかったが「甲子園に高崎の校名がアナウンスされた時は鳥肌が立った」と感慨深げに語った。金子裕紀主将（同）は「行進中は初戦のことを考えてワクワクした。夢舞台でプレーする重みを感じながら、がむしゃらにボールを追いたい」と気持ちを新たにした。
　健大高崎は大会第２日の第２試合（２２日午前１１時半開始予定）で天理（奈良）と、高崎は大会第３日の第３試合（２３日午後２時開始予定）で近江（滋賀）と対戦する。

３月２２日朝刊

【関連記事】
センバツ：九州学院、積極果敢な打撃で主導権握る
センバツ：第２日第２試合　天理（奈良）ｖｓ健大高崎（群馬）　見どころ
センバツ：九州学院、２年連続初戦突破　女満別降す
第８４回センバツ高校野球：負けても凄かった！花巻東・大谷１５０キロに特大弾
センバツ：浪速のダル藤浪　精神面強化が生きた！大谷に勝った！