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アナウンサー生活50周年…元気ですっ!志生野温夫

志生野温夫
 女子プロレスの会場で、場外乱闘に巻き込まれながらもマイクを放さず実況を続けた姿が懐かしい。来年でアナウンサー生活50周年という。

 「高校を出るまで、大分の山奥にいました。ラジオから流れる志村正順(まさより)さん(91歳、NHKの名スポーツアナ)の実況にあこがれ、トイレの中でその口調をまねて新聞を読んでいたら、母親がラジオの声と間違えたこともあります。当時からこの仕事への思い入れが強かった」と振り返る。

 上京し、入学した国学院大学で山川静夫さん(元NHKアナ)と知り合い、2人で大学野球や歌舞伎を見に行く仲に。

 「アナウンサー志望じゃなかった山川を誘ったら、彼だけNHKに受かっちゃった。僕は失意のうちに日本テレビに入りました」

 しかし、結果としてこれが志生野さんのアナウンサー人生に大きな影響を与える。

 「僕は3期目の入社なので、先輩アナが少なく、上司はNHKから移ってきたキラ星のような看板アナばかり。そうした人たちの実地指導を受けたのが大きな財産になりました」

 局アナが少ないから、あらゆる仕事をこなした。プロ野球をはじめ、学生野球、ゴルフ、ボウリングから剣道も。

 「当時、ゴルフなんて一部のお金持ちだけのスポーツだから、一般の人には用語がわからない。バンカーを“砂場”と呼ぼうか−なんて、真剣に話し合ったり…。民放も国会中継があり、僕も会期中は腕章を付けて議事堂通いをしました」

 昭和47年、当時日テレのアナウンス部副部長だったが、管理職への登用を辞してフリーに。まだスポーツ実況のフリーアナという肩書が市民権を得るに至らない時代。勇気ある独立だった。

 「どうしても現場にこだわりたかった」との思いで退職。その後の活躍は周知の通り。

 あらゆるスポーツを実況してきたが、不思議なことに“競馬”だけが未経験。競馬場の実況席で活躍するアナウンサーたちは「たとえ後輩でも尊敬します」と話す。

 「自分で言うのも何ですが、若い頃よりも今の声のほうが、渋味があって好きなんですよ」というその熟成された声での競馬中継。ぜひ聴いてみたい。

 【しおの・はるお】昭和7年大分県竹田市生まれ。日本テレビでは主にスポーツ実況を担当。独立後は「全日本女子プロレス」(フジテレビ)「びっくり日本新記録」(日本テレビ)などで知られたほか、バラエティーでも人気を博す。現在地上波の他、CS放送でも活躍中。また、日本テレビアナウンスカレッジ講師として後進の指導にあたっている。

 

ZAKZAK 2005/04/16

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