新古里原発2号機、試運転中に停止

原因は給水ポンプの異常、冷却装置は稼働中

 試験稼働中だった新古里原子力発電所2号機が、部品の故障で23日に稼働をストップした。

 韓国水力原子力(韓水原)は「今年下半期に稼働を控えている新古里原発2号機が23日午後8時19分、蒸気発生器の給水ポンプ異常により停止した」と発表した。新古里原発2号機は昨年12月2日から試験稼働に入り、故障は3月4日に続いて2度目だという。

 給水ポンプは蒸気発生器に水を送る装置で、水が原子炉の熱を受け蒸気になり、発電用タービンを回す。韓水原は「主給水ポンプは停止したが、補助給水ポンプが動いており、原子炉を冷やしているため、安全性には問題ない」と発表した。

 ユ・グクヒ原子力安全委員会安全政策局長は「原子炉が停止してから4分後の8時23分に、韓国原子力安全技術院(KINS)の関係者に対し、携帯電話の文字メッセージで通報があった。すぐに点検要員が現場に向かった」と語った。

 韓水原は「新古里原発2号機はすぐに外部の電力網と接続され、冷却装置は正常に稼働している」と発表した。朴潤遠(パク・ユンウォン)KINS院長は「先月9日に起きた古里原発1号機の事故では、内部・外部電源が全て絶たれたが、今回は部品の異常を受けて安全システムが正常に作動した」と語った。新古里原発2号機は8-12カ月の試験運転の後、原子力安全委員会の承認を受けて稼働する。

チョ・ジェヒ記者
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