阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングが、増床工事中の阪急百貨店梅田本店(大阪市北区)の全面開業を11月で調整していることが22日、分かった。最速で10月の開業を模索していたが、内装工事などに時間がかかるため11月で落ち着いた。同社首脳は「一部の売り場は10月にも先行開業したい」としている。
同店は05年8月に増床工事を開始し、09年9月に1期棟(売り場面積2万7000平方メートル)が先行オープンした。地下のコンクリート撤去などに手間取り、全面開業は当初予定の11年春から3度延期していた。増床後の売り場面積は8万4000平方メートルで、関西最大規模となる見通し。
大阪では昨年、JR大阪三越伊勢丹の開業や大丸梅田店の増床などが相次ぎ、競争が激化。昨年5月から10カ月連続で売上高の前年割れが続く阪急百貨店梅田本店は、全面開業で巻き返しを図る。【鈴木一也】
毎日新聞 2012年3月22日 15時19分(最終更新 3月22日 15時45分)
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