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UEFA、代表選手保険システム導入へ
22日にトルコの首都イスタンブールで開幕したUEFA(欧州サッカー連盟)の定期総会において、同連盟とECA(欧州クラブ協会)が「相互理解の覚書」に署名を交わした。
この中には、UEFAが各クラブに所属する選手が故障した場合に備えて導入する予定である保険制度についても触れられている。同覚書の条項には、「保険は選手の国籍にかかわらず、欧州全クラブに所属する全選手に対して適用される。対象となる試合は、公式戦、親善試合を問わず予定されたすべての国際試合に及ぶ」と定められている。
同連盟のミシェル・プラティニ会長は、同覚書の内容に満足に意を示した。
「今回の覚書には、UEFAが検討してきたすべての重要なポイントが含まれている。欧州に限らず、今日の国際サッカーが抱える問題に対して、各国のサッカー協会とクラブが団結してくれたことくれたことを喜ばしく思う。これは、UEFAとクラブ間の良好な関係を物語っていると同時に、サッカー界のきずなが強化されたことの表われでもある」
一方、ECAのカール=ハインツ・ルンメニゲ会長も、今回の覚書が欧州サッカー協会にとって歴史的な意味を持つことを指摘している。
「今日はわれわれ欧州のクラブにとって歴史的な日となった。覚書にはクラブの重要性が尊重されており、われわれクラブが各国代表の成功に貢献しているという事実が認識された証となる。また、各国代表とクラブのバランスが忠実に反映された覚書の内容は、まさに欧州サッカー界の成功を意味すると意っても過言ではないだろう。クラブとの合意をとりつけたUEFA会長のプラティニ氏に心から感謝したい。ECAのみならず、欧州の全クラブがこの偉業を誇りに感じていることだろう。われわれは今後も、UEFAとともに欧州サッカーの将来を築き上げることを期待している」
(C)MARCA.COM
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[ スポーツナビ 2012年3月23日 11:26 ]