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2012年3月23日(金) 19:14 |
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備前市日生で坂野鉄次郎遺品展
明治中期、日本の郵便事業に貢献し、岡山の経済発展にも大きく寄与した坂野鉄次郎とその弟の遺品を集めた展覧会が、備前市日生の加子浦歴史文化館で23日から始まりました。
加子浦歴史文化館が有るのは、日生港入り口です。 1873年明治6年に現在の岡山市北区津高に生まれた坂野鉄次郎は、逓信省で国の郵便事業の重積を担い、明治時代の郵便事業の恩人と呼ばれています。 会場には、鉄次郎の妻亀代乃宛ての当時珍しかった絵葉書が展示されているほか、郵便手帳などの遺品が並べられています。 また、海軍中将の座に昇りながら、戦争を好まず予備役となった弟・常善の遺品も見られます。 常善は絵心があり、岡山中学時代に教師から100点を付けられた絵が目を惹きます。 二人の父半四郎は、常善から受け取った手紙の克明なリストを作るほどきちんとした性格で、坂野家そのものが努力家であった事をうかがわせます。 この坂野兄弟遺品店は5月21日まで、備前市日生の加子浦歴史文化館で開かれています。
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