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孤立死寸前:ヤクルト配達員の通報で助かった 埼玉・入間

 埼玉県入間市の民家で、応答がないのを不審に思ったヤクルトの女性配達員(29)が同県警狭山署に通報し、孤立死する可能性があった精神疾患の男性(45)が助け出されていたことが分かった。男性の世話をしていた母親(75)はこの家の中で死亡しているのが見つかり、死後10日ほど経過していたという。

 同署によると、配達員は男性方を週1回訪れており、22日午前に訪れた際、前回の訪問に引き続いて応答がなく、新聞がたまっているのを不審に思い通報した。同署員が、1階居間で病死している母親と、2階の布団で寝ている男性を見つけた。男性の布団のそばにはカップラーメンの空き容器や水が入ったペットボトルがあった。親子は2人暮らしで、近所づきあいはほとんどなかったという。

 同署は2月10日に入間市内のヤクルト販売会社と協定を結び、防犯チラシを配布したり、異常があれば通報してもらう取り決めをしていた。同署は、放置すれば男性が餓死する可能性があったとみており、佐々木幸(こう)副署長は「通報してくれたため、男性が亡くなる最悪の事態を免れた」と話した。【平川昌範】

毎日新聞 2012年3月23日 20時49分

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