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【サッカー】なでしこ緊急テスト!! 米、ブラジル戦に沢と岩清水不在2012年3月24日 紙面から
日本サッカー協会は23日、今夏のロンドン五輪に向けた強化試合となるキリンチャレンジカップ(4月1日・米国戦=仙台、5日・ブラジル戦=神戸)に臨む女子日本代表「なでしこジャパン」のメンバー23人を発表した。「良性発作性頭位めまい症」のMF沢穂希(INAC神戸)、右太ももを痛めているDF岩清水(日テレ)の中軸2人が外れ、佐々木則夫監督(53)は最強メンバーで挑むはずだった「五輪予行演習」から方針転換。復帰組6人のうち、CB候補としてDF矢野(浦和)ら3人が選ばれ、センターライン再構築に向け緊急テストを実施する考えだ。チームは26日宮城県内で合宿開始。米国戦前に非公開の練習試合も予定されている。 重鎮の沢に続いて、守備のキーマン岩清水まで欠けた。佐々木監督は「新たな選手を見られるチャンス」と努めて前向きに言ったが、この期に及んで大誤算…。勝負事の当事者は口が裂けても言えないことではあるが、米国、ブラジル戦が五輪選考の最終ラウンドのはずがイス取りバトルの再試験となってしまった。 佐々木監督「(ベストメンバーは)現状、故障などもあってできない。それ以外のメンバーに、新たな選手を投与しながらどれだけ新たな選手ができるか。逆に切り替えてそういう形にしないと、次につながっていかないので、(方針を)切り替えた」 注目すべきは、「CBをできる選手を1人増やして見てみたい」という指揮官の強い意向で6人の大所帯となったCB候補陣。欧州組の熊谷(フランクフルト)、宇津木(モンペリエ)、所属クラブではCBを本職とする田中(INAC神戸)の既存メンバーに対し、経験値の高いW杯組の矢野、1対1の強さが売りの川村(新潟)、スピードが武器の長船(仙台)の3人を新たに加えた。 米国のFWワンバック、ブラジルのFWマルタら強力なアタッカーにぶつけることで、「経験を積ませながらどう成長していくか、成長できるかを確認したい。海外の選手にどれだけ通用するのかというのを確認したい」(佐々木監督)。 2つの暗い“シミ”、決してやりたくはなかった過程修正。だが、新たな新陳代謝が強烈な刺激剤になれば、「金」への道も明るく照らされるはずだ。 (松岡祐司) PR情報
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