川崎　日本行き切符つかんだ　あとはベンチ入りで大願成就

　日本行きの切符をつかんだ川崎宗則内野手（３０）は岩隈投手と一緒に、イチローに続く形で到着口に登場。ソフトバンク時代からの旧知の記者を見つけ、自ら「元気？」と声を掛けるなど、今キャンプでの充実ぶりをうかがわせた。

　オープン戦ではイチロー以上に好調だった。打率３割８分７厘、１０打点と勝負強さを証明。守備では本職の遊撃のほか二塁、三塁も入り、そつなくこなした。川崎本人は「練習で毎日していることを試合で出しているだけ」と控えめだが、ウェッジ監督ら首脳陣の覚えもよく、控え選手の１番手という位置付けを確固たるものにしつつある。

　開幕戦のベンチ枠から外れるのは遠征メンバー３０人の中でたったの２人。メジャーリーガー川崎の誕生は秒読みに入った。