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石原知事 橋下市長と考え違う3月23日 18時7分
大阪市の橋下市長が、関西電力の株主総会で原子力発電所の速やかな廃止などを求める株主提案を行いたいとしていることについて、東京電力の株主でもある東京都の石原知事は「どのくらいの電力が必要か大きな設計図もなしに、原子力発電所に賛成だ反対だという議論はまずいことだと思う」と述べました。
大阪市の橋下市長は、ことし6月に予定されている関西電力の株主総会で、筆頭株主の大阪市と同じく株主の京都市、神戸市の3つの市と共同で、原子力発電所の速やかな廃止などを求める株主提案を行いたいという考えを示しています。
これについて、東京電力の株主でもある東京都の石原知事は23日の会見で、「何年かの期間でどれだけの経済成長をするのか大きなシミュレーションをして、そのためにどれくらいの電力が必要か大きな設計図もなしに、賛成だ反対だ、白だ黒だという議論はまずいことだと思う」と述べ、原発への考え方が大阪市の橋下市長と違うという認識を示しました。
そのうえで、石原知事は「最も進んだ技術を持っている日本にとっては、原発は大事な意味を持ってくると思う。その前に原発を支えるシステムを作り出すことをしないとダメだ」述べました。
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