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原子力産業サミット ソウルで開催3月23日 18時57分
韓国で、今月26日から「核セキュリティーサミット」が開かれるのを前に、23日、世界各国の原子力産業の関係者が集まる「原子力産業サミット」が開かれ、原子力施設の安全性を強化するため、国際的な議論の場に産業界がより積極的に関与していくなどとした共同声明を発表しました。
この会議は「核セキュリティーサミット」に併せて、23日、ソウルで開かれたもので、原子力発電所の運営や建設を行う企業のトップや日本の「原子力産業協会」など、原子力産業に関わる団体や機関の関係者合わせて200人が参加しました。
会議では、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、原子力の安全な利用の在り方について意見が交わされました。
そして、参加者から「事故から得られる教訓を共有し生かすことが、原子力産業に対する信頼の回復につながる」とか、「原子力技術には機密情報が多く含まれるため困難も伴うが、政府間の協力に加えて民間レベルでも連携の強化が求められている」といった指摘が出されました。
これを受けて共同声明がまとめられ、原子力施設の安全性を強化するため、IAEA=国際原子力機関など国際的な情報交換や議論の場に、産業界がより積極的に関与していくことなどを確認しました。
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