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がれきで作った工作物を展示3月23日 17時25分
震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市の小学校をこの春卒業した子どもたちが、「復興した未来のまち」をテーマにがれきで作った工作物が、23日から東京都内の百貨店で展示されています。
工作物を作ったのは、石巻市の湊小学校をこの春卒業した児童25人です。
展示の初日に合わせて東京都内の百貨店で行われたイベントでは、自宅が全壊して仮設住宅で生活している大黒彩さんが代表であいさつし、「家を失ったたくさんの人の思いを込めて、復興してみんなが心豊かに暮らせる町になったらいいなという思いで作りました。つらいことがたくさんあったけど、少しでも前に進めるように頑張りたいです」と話しました。
工作物は卒業の記念として「復興した未来のまち」をテーマに、がれきの木くずを使って作ったもので、失われた家などが再建されてほしいという願いを込めたものや未来に飛び出すロケットをイメージしたものなど、23の作品が展示されています。
展望台をイメージした作品を作った後藤優太くんは「全国のみんなが来てくれて、石巻がにぎわうように展望台があればいいなあと思いました。色はできるだけ明るくカラフルにしました」と話していました。
この展示は、三越銀座店で今月25日まで行われています。
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