韓国で原発の新設候補地とされている日本海岸沿いの候補地を19〜20日、福島県飯舘村の住民らが訪れ、生活を一変させる原発の危険性を訴えた。
福島の住民が地元住民との交流やデモに参加したのは、江原道の三陟(サムチョク)と慶尚北道の盈徳(ヨンドク)。昨年12月、韓国の原発を運営する公営企業「韓国水力原子力」が新規建設地に選んだ。
飯舘村で酪農を営んでいた長谷川健一さん(58)は原発事故で村が「計画的避難区域」となり、同県伊達市の仮設住宅で暮らす。集会では、原発事故後にすべての牛の処分を迫られ、8人家族はばらばらになったことを紹介。「放射能でふるさとの海や山、農地を汚染された。このような思いをするのは福島だけで終わりにしたい」と話した。福島県郡山市から参加した黒田節子さん(61)は「韓国と日本、世界の市民で力をあわせて原発をとめましょう」と呼びかけた。
関係者が「最も恐怖を感じた日」という昨年3月15日は、菅首相が東京電力本社に乗り込んで「撤退は許さないぞ」と叫んだ日として知られている。