「高校無償化」同胞青年・学生たちが文科省に要請
〝年度内に適用を〟
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文科省の関係者と会い、朝鮮学校への「無償化」制 度の即時適用を求める一行 |
朝鮮学校に対する「高校無償化」制度の適用を求め、在日本朝鮮青年学生協議会のメンバーらが22日、文科省を訪れた。一行は、平野文科相あての要請書を関係者に手渡した。
席上、一行は、各地の朝鮮高級学校の生徒たちが制度適用を受けられずに卒業し、年度末が差し迫る現在も制度が適用されていないことに対し、憤りをあらわにした。
朝青京都・右京支部の成尚旗さんは、「審査の段階についてはっきりとした説明がないので、まったく進んでいる気がしない。この間、朝高生たちは街頭に立ち制度適用を訴えてきたが、いわれのない中傷を受けることもあった。このような理不尽なことがまかり通っていいのか」と、憤懣やるかたない思いを語った。
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文科省前で50余人の同胞青年、学生たちがシュプ レヒコールを叫んだ |
また、「審査が長引くことによって、朝鮮学校だから仕方がない、やっぱり朝鮮学校は問題があるといった、朝鮮学校に対するマイナスイメージを日本政府と文科省が助長させているという認識を持つべきだ」「努力の甲斐もなく、涙ながらに卒業していった生徒たちを思うと心が痛い。いつになったら、結論を出すのか。先送りにされている問題を明確にすべきだ」などと、訴えた。
一方、同日、朝鮮高級学校卒業生をはじめとする同胞青年・学生たち50余人が朝鮮学校への制度適用を求め、文科省前で3時間スタンディング抗議を行った。横断幕とプラカードを手に、シュプレヒコールを挙げた。
要請と抗議活動に参加した留学同東京の尹元樹さん(専修大学3年)は、この問題は国連の諸委員会から勧告が出されているほど、明らかに不当なことであるとしながら、「政治家たちは、人の心を持って生徒たちと向き合い、とくに首相と文科相は生徒たちと直接会って話して判断するべきだ」と語った。また、「2つ下の妹も制度が適用されずに卒業していったが、後輩たちに妹と同じような思いをさせたくないし、これは在日朝鮮人の人権に関わる問題。今後も、積極的に運動に参加していきたい」と話した。
2月17日から定期的に行われてきた抗議活動には、延べ164人が参加し、1千余枚のビラを配布した。(裕)